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意欲じゃなくて意志

ピアノ

春休みは私も先生も多忙だったこともあって,約1か月ぶりのピアノのレッスン。相変わらずショパンは全く弾けるようにならず,ただ平均律だけは来週暗譜してくるようにと言われた。しかしこれも,レッスンがなかったこともあってもう2か月くらい弾いているので当たり前である。ショパンに関しては,先生から名言をいただいた。「表現というのはね,意欲じゃなくて意志なのよ」。ピアノのみならずいろんなところで使えそうな,なにやら重みのある言葉である。
レッスンのあとは例によって先生とお話。先生の勤めていらっしゃる大学でトップとカリキュラムが変わり,したがって方針が変わってしまってやりづらいことこの上ないというお話やらを聞いた。興味深かったのは先生のお知り合いの,フリーの「音楽教育家」の話。地方大学の教育学部を出ただけなのだが,独自でメソッドを確立し,各地の幼稚園やらを回って合唱の指導やらを行っているんだそうだ。それで生活もしていけるどころか,会社として確立させたのだとか。その人に会っていろいろ話していて,さっき行った通りでやりづらくて落ち込んでたんだけど,なんだかバイタリティをもらったのよ,と先生はおっしゃっていた。
それを聞いて私もちょっと元気になった。人間いくらでも道があるのだなぁというか。前にも書いた学振も,まったく取れる気がしないけれど,そういうときに思いがけず,教員免許を持っているということがかなり大きい支えになっているということに最近気づいた。学振がダメでも,本気になればどこかで非常勤をできる,という。教員免許なんて授業さえ受ければ誰でも取れるような資格だけれども,やはりどこで何が助けになるかわからない。