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たのしい連休の使い方

余暇

午前中から母とユニクロに行って色々と物色し,午後はちょろっとピアノを弾いた後,延々学振に費やしていた。

学術研究者になるには―人文・社会科学系 (なるにはBOOKS)

学術研究者になるには―人文・社会科学系 (なるにはBOOKS)

以前読んだこの本に,「学術研究者になろうとするなら,休みの日には『遊べる!』ではなく『好きなだけ本が読める!』とか『好きなだけ勉強ができる!』という思考回路の人でなければまずつとまらない」という旨の記述があり,幼い私は感心したものであったが,今や思いっきりそういう思考回路である。というか,院生にもなったら,あるいは院進学を志そうとする学部生であっても,嫌でもそうなるのでしょうね。土日を含めて仕事の計画を立てるものではないらしいが,もはや土日を含めないとほぼスケジュールが回らない。まして連休やら大きい休みなど,なおさらである。
学振に関しては「延々費やして」などという記述があるからといって,なんと熱心に,などと感心してくださっては困るのである(誰も感心しないとは思うが)。延々費やしていたということはつまりうまく書けないからであって,文章もモタモタしてくるし,そうこうしているうちに申請書に書いてある記述方式までよくわからなくなり,色んな人にメールをお送りしてみたりもしました(KIDくん,Ulyssesくん,ご迷惑をおかけしました&ご助言ありがとうございました)。しかし,やっぱり助成金の真の目的というのは「この研究は,決して少なくない費用を提供するに足るものである」と思えるような研究に与えられることにあると思うので,そのへんは私のプレゼン力にかかっているのでしょう。がんばります。
そんな生みの苦しみの1日の中で,唯一嬉しかったのは,ユニクロで購入したジーンズ,サイズがなんと下から2つめだったこと。下半身ぽっちゃりな私はいつもジーンズの試着で屈辱的な思いを味わってきたので,こんな経験は初めてである(もっとも母に言わせると,ユニクロのジーンズはサイズ大きめなのだそうだが気にしない)。調子に乗って最も小さいサイズに挑戦してみたが,さすがに入らなかった。下から2番目で十分でございます……
ともあれ,今日は修論の構想に関してメールをお送りした先生からお返事もいただくことができ,自分の研究についていろいろ考えることができたことは有意義だったと思う。「よく考えられている」「色々な人の意見を積極的に聞いているところにあなたの長所が出ている」とお褒めの言葉をいただいたのも束の間,問題提起に関して「最初の問いと次の問いとの関連性がよくわからない」「あなたの言う『成功』と『存在感』は別の意味なのだろう」「ある団体が『成功したか』という形での問題設定は論じにくいだろう」などと,いろいろとご指摘いただいた。私はまだ自分で自分の論理飛躍になかなか気づけないので,やっぱり先輩方や先生に聞いていただくと,自分の頭の中が整理されるので大変ありがたい。
また,同じメールには

「最初は分からなくとも読んでいくうちに分かってくるのだから,伏線だけを張っておけば良い」
というやり方は,学術論文では敬遠されると思います。
読み手が,この論文はこういう問題設定についてこういう根拠にもとづいてこういう答えを出すつもりなのだな,ということを,出だしの部分で全てわかるように書くべきかと思います。
手持ちのカードは全てテーブルに出すというやりかたです。

と書かれていて,これがかなり私にとっては示唆的であった。自分の卒論がなぜいけなかったのか,その一因,というか主因がわかった気がした。

論理飛躍にちなんで,今日はシューマン「飛翔」を。ものすごく自虐的な感じですみません。ああ,でも,またシューマン弾きたいなぁ。今練習しているバラード2番はシューマンに献呈されたものなので,とりあえずはそれで満足しよう。
ちなみにこの動画は,「飛翔」で引っ張ってこられるものを見たうちでは一番見られるかと思って載せたもので,今までに聴いた「飛翔」の中で一番のお気に入りは,やっぱりアルゲリッチです。「飛翔」に限らず,アルゲリッチシューマンは(私が弾いたソナタ2番も)ロックで素晴らしい。かっこいい。皆様,シューマンをお探しならぜひアルゲリッチを。