読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

毎日雑誌を読んでおりますが

勉強

これは,定期的に勉強に関することを書いて自分が学生であることを思い出そうというプロジェクトである。そういえば「修論」カテゴリーを作るのを忘れてしまったのだけど,分類も面倒臭いし,もういいや。
最近はタイトル通り,毎日雑誌を読んでいるわけです。こう言えば同期を油断させて蹴落とすことが,できませんね,はい(古典的方法)。読んでいる雑誌は何もan・anとかではなくて……とか言うと例えば「an・anとモードの創出―アンノン族,Hanako世代,そして現在―」とかそういうテーマの論文を準備するために,血走った眼でan・anの創刊号から最新号まで必死で読んでいる方がいたとしたら,その人に八つ裂きにされてしまうかもしれないが,とにかく私の読んでいる雑誌は1882年創刊のGaelic Journalというもの。誌名が示している通り,アイルランド語普及のために作られた雑誌なのだが,アイルランド語書籍が高額で一部研究者くらいしか買わなかった当時,1部6ペンスという破格のお値段がその売りとなったようだ。今で言うところでは,さしずめAERA Englishみたいなもんでしょうか。いやーでも「俳優にインタビュー!」ほどミーハーな記事もないし,英語青年……とまでは行かないが,とにかくちょっと真面目なアイルランド語普及雑誌(月刊)である。
で,私はとにかくこれを10年分読もうと思って,ほぼ3日くらいで1年分目を通したのだが,ちょっとげんなりしていた。3日で1年分なら,間断なく読み進めたとしても10年分読むには30日か,先は長いなぁと思ったのである。そして,せめて先に読むべき記事がどれほどあるか,リストアップしておこうと思って10年先までとりあえず見ておいた。
ところがこの雑誌,あれよあれよと失速している。雑誌に人気がなかったからというわけではなくて,それどころか最初など「なぜ月刊なのか」「ぜひとも週刊にすべきだ」などの声が多く寄せられており,編集部側も「exclusivelyにdevoted to the Irish languageな雑誌(ルー大柴風)を1部6ペンスの廉価で皆様にお届け!」という自分たちのスタンスに誇りを持って,最初の2年間くらいこそがんばって月刊で出したようなのだが,1885年からは隔月,というよりものすごい不定期刊になり,2ヵ月続けて刊行したかと思いきや4ヵ月休んだりしている。編集部の人が病気になったり色々大変そうなのだが,それにしてもやる気がなさすぎる。発行が遅れたことについてのお詫びも,1回くらいしか見ていない。結果,この雑誌はその母体であった団体Gaelic Unionから,私がその設立時の思想を考えようと思っているGaelic Leagueに引き継がれていくのだが,Gaelic Union期は最後までその調子であった。これがリーグ期になると,いきなり活力を取り戻して月刊に戻るのが哀しい。しかし,月イチと言ってもひとつの雑誌や本を作るというのは予想以上に大変な作業なのであろう。私は書評紙に毎回寄稿させていただいているが,季刊のその書評紙でも,しかも私など1000字程度の原稿を2本というノルマだけが与えられた単なる寄稿者に過ぎないのに,何を書こうか迷う。さらにその編集のMLでも,まだどれほど埋まっていないとか,原稿の催促とか,そういったものが多く流れている。毎月決まった時期に誌面を埋めて出すというのは,やっぱり予想以上に大変としか思えない。
さて話が逸れてしまったが,要するに12号×あと9年分,という単純計算をしていたのが,それがそうでもないことがわかり,数え上げてみたがそんなにとんでもない数ではなさそうで,これなら何とか8月中に読めそうだということに気づき,今日は晴れ晴れとした気分である。その上最近は,卒論とあまり関係ない方向からやっているとばかり思っていた修論の勉強に,きちんと卒論で得た知識も幾分生かされることを実感することがあって,しみじみうれしかった。卒論はただのレポートに過ぎないものを書いてしまったと常々自責の念に駆られていたのだが,無駄にはなっていないのだったらそれでいい。
ところで,いわゆる「雑誌」の方も読んでいます。と言ってもwithやらMoreやらではなくて,なんと今月は自分に活を入れるために日経WOMAN。まぁでも,これは今月号が「朝型生活」特集で,早起きをして朝ゆっくり過ごすのが好きな私はついつい買ってしまった,というだけなのであるが。しかし世のビジネスウーマンや,大企業を目指して就活に燃える大学生など,言ってみれば「野心系女子」が読む雑誌の筆頭とあって,誌面のすべてがポジティブな雰囲気に満ち満ちており,昨日などこれを読みながら無性に今のただれた生活が恥ずかしくなって,ものすごいスピードで洗濯物を片付け,部屋の掃除までしてしまったほどである。そういえば最近すっかり「諦念系女子」であった気がする。いかんいかん。持ち前の野心を取り戻せ私。

日経 WOMAN (ウーマン) 2009年 09月号 [雑誌]

日経 WOMAN (ウーマン) 2009年 09月号 [雑誌]

よくよく見ると,ちょこちょこと可愛い「茶番」がある。例えば誰かのライフスタイルを紹介する時,「8:00 朝食をとりながら日経新聞を読む」と書いてあったり。もっと大胆なところでは読者アンケート集計結果で,「鞄の中に一番よく入っている雑誌や新聞はなんですか」という質問に対する答えが「日経WOMAN」だった。「うれしいお答え」と書いてあったが,当たり前でしょう,何の雑誌の読者にアンケートしているのよ。