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舞ガール

つれづれ

恋愛初期段階にある友達が,「共通項の見つけ方がわからない」と悩んでいるので,

そんなん,捏造すればいいんだよ♪

とさらっとメールに書いていることに気づき,なんだこの,(一見無邪気な)アドバイスは!とあわてて訂正したわたくしでございます。といっても,「共通項はある程度捏造する必要があるかもね」と少しばかりソフトな言い方にしただけで,本質は変わっていないのだが。いやいや,でも本気で関係性を深めたいなら,たぶんそれくらいの気概は必要でしょ?「相手の趣味に興味を持つ」とか,そのレベルだって立派な捏造じゃないか。それに,世の女子はもっとえげつないことしていますよ。特殊な例として「肉食系」があるのではない。本気になったら誰でもそうでしょう。貞淑でかわいらしくて女の子っぽいあの子が好きだとか言っている殿方は,Destiny's childの"Bootylicious"やら"Lose my breath"でも聞いて戦慄するがよい。もっとわかりやすいところでは山本リンダ狙いうち」などがありますが。そして失意のうちに,ぜひサッカレー『虚栄の市』を読んでください。もう幻想の女性観を抱くことなど不可能です。

一応断っておきますと,これは恋愛に限ったことであって,私の人生観がそうというわけではありません。特に研究において,捏造など決してしていないことはここで宣誓いたします。ああ,来週の学会のハンドアウト作りが厄介だ。
しかしこんなことを言っていてはいけない。帰宅すると,後輩というかなんというか,とにかく知り合いの2年生からメールが届いていたのだが,そこには私の学会報告の件を先生から聞いたので,「講演会を聞きに行く」と明記されていたのである(ちなみに,その学会の基調講演は,恐れ多くもフランス国立高等学術研究院の,ピエール=イヴ・ランベール先生であり,私は単なる個別報告です)。これは,きっと「基調講演のつもりでやれ」との,彼女からの暗黙裡のメッセージに違いない。以前初めて研究会で発表する時,「ぜひいらしていただいて,コメントをいただければ幸いです」という旨のお知らせメールを流したのだが,それに対してある先輩から「まるで決闘に赴くかのような気迫を感じる文面だった」と言われたことがある。今回も親の仇討ちをするくらいの気概で臨もうと思います。やっぱり恋愛だろうと研究だろうと,何かをなそうとする以上,それなりの覚悟と気概が必要である。