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茶の祭典2009

余暇

去年も行ったルピシア・グラン・マルシェ,今年はさすがに無理かと思っていたら,開催地池袋(去年はみなとみらい)。この開催地は,私にとってはリオデジャネイロよりも重要である。というわけで,今年は舞ちゃんを誘って行ってみた。
またしても,こんなにルピシアファンがいたのかと驚かされるにぎわい。開催地が去年よりも狭いせいか,規模が縮小されたように感じたが,それに付随して展開されるあれやこれやが少なかったせいで,お茶の品数に特に変わりはないのだろう。なんか去年は茶器の販売やら,デモンストレーションコーナーやら,お茶関係のキッチンリネンの販売やら,山ほどあった気がするが,今回は付随するものも最小限という感じだった(それにしても,やっぱり色々あったが)。すごいと思ったのは,「働きませんか?」というポスターのもとで,店員に登録するリクルートコーナーまで設けられていたこと。ルピシアファンのみが集まり,しかもあらゆるお茶を試飲してテンションが上がりに上がっているところをリクルートするというのは,なんと合理的なやり方であることかと2人して感心した。だって今頂点でしょ,愛社精神
やはりお茶に関してもあっさりめのものをおいしいと思うようになってしまったようで,知らず知らずフレーバード緑茶や烏龍茶に突進している自分がいた。前は紅茶が好きだったものだが。しかも烏龍茶の中でも鉄観音とかにはあまり興味を見出せず,あっさりと上品な味わいの中に芳醇な香りの漂う台湾烏龍に酔いしれており,フレーバーも甘めのものよりはすっきりしたものを選んでいた。甘いお茶はもう持ちすぎるほど持っている,というのもあるのだけど。
今年も出ていたお菓子の屋台でスコーン2種とマーラーカオを買って食べたりしながら,ああでもないこうでもないとお茶を試飲。舞ちゃんも私と同じようなことで悩んでいたようで,甘いお茶は持っているので次はさわやか系にしようかななどと言っていた。でも甘いお茶を持っているということはそれが好みだということなので,結局甘いお茶がよかったということにもなりかねないよ,などと言ったのだが,しかし私はどちらかと言うとすっきり目のお茶を所望している。結局,私は台湾烏龍にミラベルで香り付けをした「コトブキ」と,ストロベリーとシャンパンのフレーバード紅茶「シャンパーニュ・ロゼ」,舞ちゃんは秋らしく「ショコラ・マロン」を選んだ。ハロウィン限定フレーバーであるところの「いもくりかぼ茶」もあったが,私は芋・栗はともかくカボチャの「お茶」というのがいかなるものかまったく想像できず,欲しがっていた舞ちゃんも,「ショコラ・マロン」と重複しそうだという理由で見送った。会場限定では,トマトとレモンの風味を付した「ポモドーロ」なるお茶があり,おいしかったのだが,ちょっとクセが強そうだったのでこちらも見送った。
そのあとはちょっと私の服選びに付き合っていただき,2人で沖縄料理店へ。飲み物なしでミミガーのピーナツバター和え,ナーンムのコロッケ,中身煮(豚のもつ煮),ラフテー沖縄そば,とものすごく栄養の偏った料理の数々を満喫し(まぁいいか),ちょっとコーヒーでも飲みましょうか,とプロントへ。この間,これからの人生について話ばかりしていた。ちなみにプロントでは隣の男性2人も人生について語っていらしたのだが,そこから漏れ聞こえてくる言葉がいちいちとても格好良かった。気に入ったものを抜粋。

  • 核心に迫れば迫るほど,人生ってわかんなくなんだよな*1
  • 生きるためには食いもんがいるだろ?その食いもんを買うために働く。それだけのことなんだよ

いやに深いことをズバッとフランクに。まるでヤザワのようです。
高校生の時はものすごく集中して勉強していて,こんな風に他のことでくよくよ悩んだりとか,「息抜きが必要」とか言ってこんな風に友達とご飯食べたりとか,絶対していなかったのに,今はそれがどうしてもできない,つくづくメンタルが弱くなったもんだと思う,進歩してるんだか退歩してるんだかわからない,とぽろっと漏らした私に対し,舞ちゃんが「でもそれは前より視野が広くなったということだし,その分,出せる答えも増えてきたと思う。だから前に進んでいないわけじゃないよ」と言ってくれたのがしみじみ嬉しかった。そういえばピアノでも,子供のころはものすごく本番に強かったのに,最近はすごくあがり症になっている,と言った私に対して,先生が「でもその分,いろんなことを考えながら弾けるようになっているということよ」と言ってくれたことがあった。一見したところ後ろに進んでいるように見えて,実は少しずつ前に向かっているということ,いろいろとあるんですね。ちょっと自信が出ました。そして私の周りの方々は,茫漠とした私の繰り言に対し,いつも的確なことを言って,時には叱咤激励し,時には慰めてくださいます。本当に,得難い財産だと思っています。いつもありがとうございます。

*1:2人ともまだお若いように見えたのだが……「核心」って……