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質問の作法的なこと

つれづれ

これは平成生まれというか,いわゆる世代間格差的な問題なのか?と思っていたら,この前同世代の人にもそういうことをされて,ああ違うらしい,と思ったのが,質問の仕方について。わからないことに関しては年長者に質問するという習慣があるだけずいぶんマシだとは思うのだが,その方法について「?」と思うような質問をされることが多いのである。というのはつまり,「○○について教えてください」「○○はどうしたらいいですか」と言う時など,全然自分の意見を持たずにただ私の意見を聞こうとしてくる,ということなのだが。
これは私のごくごく個人的な意見なので他の方はどうお思いになるかわからないし,そもそも私自身,常に実践できているか危ういとは思うのだが,世の中「手も足も出ない」ようなことなんてそうそうあるわけじゃないんだから,せめて自分で何とかがんばってみてから,それでもできないことについて最終的に質問や相談という形を取るのが最低限のマナーなんじゃないか,と思うのですよ。相手の貴重な時間と労力を割く以上は。そしてその際に,「自分でここまでやってみたんですけど,ここから先がどうしてもできなくて」とか,「自分はこう思うんだけど違うみたいだ」くらいの進捗説明はしていただけないと,相談を受けるこちらとしても困ってしまう。えっ,本当に最初から何にもわからなかった?というか。それを最初から「わかりませーん,教えてくださーい」みたいに言われると(もちろん口調は全然違うが,そう聞こえてしまいます),言うなれば白紙で答案を提出されているようなもんで,やる気あるのかと思ってしまう。結果的には出鱈目になってしまおうが何だろうが,とにかく「ああこの人はここまでわかったうえで困っているんだな」ということくらい示してもらえないと。あとは,「えっ,そんなことも私が決めなきゃダメ?」と思うようなことをいきなり「質問」されたりとか。
最近の人はどうも,メモを取るという習慣がないのだなぁ,と気づいたのはもうだいぶ前になるが(家庭教師でも,「書いておかなくていいの?」と念を押すと初めて書き始めたりする),質問に関しても,どうやら少し違う流儀のようである。どっちがよくてどっちが悪いと短絡的に決められないから,注意をしたりもしないのだが。
しかし何なのでしょうかね,この潮流は。少子化時代の人々は年長者には事欠かないから,恵まれすぎているんでしょうか。とか言う「最近の若いもんは」的な言い方は大嫌いなのだけど。ちなみに最古の「最近の若いもんは」的な言い方は,エジプトの遺跡で見つかったそうです。「最近の若者は礼儀を知らない」と書いてあったそうな。雑学でした。