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昨今のパニック状況

つれづれ

夜中にパニックに陥ることが多い……とか書いてしまうとついに発狂したかと思われるかもしれないが,おそらくは夜中にまともに思考回路が働いていない状態で何事かをなそうとして失敗しているというだけのことだと思う。
昨夜は学振のページにアクセスしようとして,「ID・パスワードが間違っています」の文言を見てそりゃあもう焦り,どうしようどうしようどうしようどうしようと5回くらい唱えた後,とりあえず入浴した。おかしいなぁ,配布された紙の通りに入力したのに,こうなったら明日の朝事務局に電話でもして問い合わせるしかないか,しかし「IDとパスワードを忘れました」なんて,いかにもバカだよなぁ,ああ嫌だ嫌だ,とバスタブの中で思いをめぐらしていたところ,ひょっとしてIDとパスワードは変えなかったか,という至極当たり前の結論にたどりついた。よくよく考えれば,紙で配られるようなIDとパスワードをそのまま使えるはずがない。必ずや最初の画面で変更を強いられる(?)はずである。じゃあいちかばちかやってみようか,と私が普段使うIDとパスワードのうち,適当なものを試してみると,2回目で扉が開いた。おい。『指輪物語』で「唱えよ,友」と書かれた扉を見てガンダルフが「(合言葉を)唱えよ」だと思い込み,色々と試して長く経ったところへ,ふとフロドが思いついて「これ,唱えよ『友』じゃないの?」と提案し,エルフ語の「友」を口に出してみるといともあっさりと扉が開いた時くらい拍子抜けした。
今夜は今夜で,洗い物をしていると,茶碗と汁椀が重なってくっついてしまい,取れなくなった。洗剤をぬりこんでみる,流水にさらしてみるなど,ありとあらゆる手を試したが取れず,もうこのまま取れなかったら捨ててしまえとイライラしながら,最後の頼みと思って鍋の中に水と,くっついた茶碗と汁椀を入れ,少しばかり水が温まったところへ,境界の部分をガンガン鍋のふたで叩いたら,すぽっと取れた。しかしこの汁椀も古くなったものなので,明日あたり新しいものを買えるようなら買ってこよう。
これらは先述したとおり夜中の事例で,確かに思考回路が怪しい時にパニックに陥ってはいるが,別の視点から考えてみれば,その分パニックに陥った時は否応なしに物事を多角的に見ているので,これがだめならあれ,とプランB,プランCがあれこれ思いつくことが多い。その昔,基礎化粧品のふたをうっかり排水口の中に落としたこともありましたが,ハサミを箸のように用いて見事深みから救い出すことに成功した。コックローチが出て引き戸の下に入り込んだ時には,そのまま引き戸を動かして轢死させることも思いついた(この手法はコックローチに触らずして殺害できる便利なものだと気づいたので,今度から出るなら引き戸の下に潜り込んでもらえないだろうか)。女の一人暮らしというのは,たくましい女を育てます。誰か社会学の人で,女性の社会進出と社会的地位,一人暮らし率を調べて論文を出せばよいと思う(もう出ているだろうか)。
でも上のように,即時解決が可能な,もしくは逃げ道のある事例ならまだいいのだ。私はどうも昔から,クリティカルな日が近付くと気もそぞろになるらしく,これを忘れたら最後取りに帰るしかないというようなものを忘れて家を出てきてしまったりする。財布とか,携帯とか,定期とか。入試の時はマークシティを出る時にホテルの室内スリッパを履いたままだったし,腕時計を忘れるという致命的なことまでした。最近は幸い,駅で思いつくことが多いのだが,そのうち服を着るのを忘れたらどうしようと,そればかりが心配なのですが。まぁ,大丈夫か。幸か不幸か,家から駅までの道を1/3ほど行ったところに交番があるので。