読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

第2稿が終わらない

勉強

付け焼き刃に付け焼き刃を重ねるべく,さらに頭を冷やすのも兼ねて,第一稿が書き終わってからはまたしても二次文献を読み漁る作業に戻ったのだけれども,なるほど言いたいことがある程度固まった状態で読むと,読むのが少し速くなっているようである。勉強をし始めた段階だと,瑣末な情報にとらわれてなかなか前に進めませんものね。1本読むのにものすごく時間がかかったりしてしまいますものね。二次文献である程度「当て」がついたら,とにかくさっさと一次史料を読み始めなさいと,ある先生から,それこそ4月くらいから口を酸っぱくして言われ続けていたのだが,ようやくその意味がわかった気がする提出の1ヵ月と1週間前である。歴史研究はよく徒弟制度に例えられるけれども*1,こうして少しずつ研究のやり方を実感して覚えていくのだなぁ,としみじみ思いました。しみじみ思っている場合じゃないのだが。だって第2稿,予定では昨日で終わっていなければならなかったのに。ちなみに第2稿完成に向けて必要な作業というのは,無駄な部分の多すぎる序論と第1章を再構成するという作業と,既存の第2章と第3章を組み合わせて第2章にまとめてしまうという作業と,第3章を新しく書くという作業なのですが,第3章の執筆すらまだ終わっていないのです。早く終えてしまわないと,いつまでも完成稿ができない。
ベストを尽くしてダメならまだ諦めがつく,というのはよく言われることだが,ほんまかいなと思う。だって「ダメ」ってことは「ベストを尽くして」ないんじゃないの。と思うのはきっと何でもかんでも才能に還元するのが大嫌いな,かつ未練がましい性分によるのだろう。みんな諦め早いよなあしかし,とは高校生の時から思っていたことだが。少しは関わったことや少しは夢見たことから,いともあっさりと手を引ける人を,私は心から尊敬する。私はとても,そんなに思い切りよくはなれない。ああそうか,だからたぶん,一途だとかまっすぐだとか,自分では思ってもみなかったようなことで褒められたりするのか。そんないいもんじゃないです。

*1:もっとも,私が垣間見たピアノにおける徒弟制度に比べれば,まだまだアットホームなもんだと思うのだが。