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学振とれた!

つれづれ

id:taoizmからお昼頃に突然電話をいただいて,すごい鼻声で電話に出たら,学振の結果が出ているとのこと。緊張しながらHPにアクセスし,何度も道を間違えながらログインしてみたら,「採用内定」とありました。あああー,よかったー。安堵しました。修論が通って博士に合格して初めて本採用となるので,まだまだ心から安心することはできないけれども,とりあえずはよかったよかった。DC1の称号をいただきました!
最初は本当に,受かるわけないだろうと思いながら書類を書いていたのです。ジャーナル論文をはじめ,業績らしい業績がほとんどないし*1。でもこんな私が内定をいただけたのは,まず書類の段階で3人もの先輩方に添削していただき,指導教官の先生には本当に締め切りの時刻の直前まで個別に添削していただき,それでようやっと面接候補になってからは,ポスター作成に際してSPDの(!)先輩のお手本を見せていただきアドバイスをいただき,さらにともちゃんにプロのデザイナーさんをご紹介いただき,何度も案を送ってアドバイスをいただき,最終的にはid:taoizmの全面的な協力をいただいてファイルを作ってもらい,面接の4日前(といってもまだ今月はじめ!)には研究室で先輩方と助教さんの立ち会いのもと,プレ・プレゼンを行わせていただき……と,数えてみただけでも10人弱の人々のお世話になった。過程の中には書ききれなかったけれども,はにわ嬢は修論の音読という血を見るような作業の合間に,プレゼンの練習にも2度も付き合ってくださいましたし,ともちゃんは東京に遊びにいらしている時,これまた我が家でプレゼン練習に付き合って下さいました。夜を徹して考えられうる質問を考えてくれてありがとう。また,面接候補になってから慌てて「学振 面接」で検索をかけて情報を漁った時,偶然見つけたid:keiko-teさんのブログが,とても有益な情報を与えてくれました。みなさまのおかげで,私は自信を持って書類を提出することができたし,面接にも特に緊張せず臨むことができました。それこそ,面接の前に乗り換えを誤ったり,人助けをするほどの余裕を持って(これは余裕云々の話ではなかった)。本当に,本当に,ありがとうございました。何度お礼を申し上げても足りません。
ここからは,おそらく来年もいらっしゃるであろう,面接候補になって慌てて「学振 面接」で検索をなさる方へ(つまり私と同じ)。ブログのヒット率が非常に高かったので,一応書いておきます。
まず,学振は面接免除で受かるのが一番だとされてます。それはその通りだと思います。面接候補になるということはつまり,ボーダーというかグレーゾーンということで,私もこの結果を受け取った時には,手放しで喜んで良いものかどうかよくわかりませんでした(不遜なことに!)。
ですが同時に,面接候補になるということは,審査員の先生方がわざわざ時間を割いて(といっても10分ですが)研究の説明を聴いて下さるということで,つまりそれだけの価値はあるということ,とプラスに考えていいと思います。私はそう考えました。むしろ,書類をご覧いただいたのみならず,直接会おうと言われているわけなんだから,光栄なことじゃないかと。特に文系の人間は,自分の研究をポスター1枚にまとめたり,10分なんかで因果関係わかりやすく説明したりするなんて機会はあまりないわけですし。そもそも,応募者の約1割が面接候補になるという状況でその「1割」に入れたというのはこの上なくレアなことだし,だとしたらますます,与えられた機会は最大限利用しなければ罰が当たります。特に私は修論提出の5日前なんかが面接日で,周りの人みんなに「大変だったでしょう」と言われたし,実際大変でもありましたが,でもどちらかと言えば,楽しかったと思います。ともすれば無駄なものを書き足しがちな論文の執筆という作業の裏で,限りなく無駄なものを削ぎ落とす4分のプレゼン原稿とポスターの作成という作業をしていたことが,「要するに私の言いたいことは何なのか」「私が一番伝えたいことは何なのか」と常に考え続ける機会を与えてくれました。同時に,それを最も効果的に伝えるにはどうすればいいのか,どのようにすればインパクトを残すことができるのかとも。また,私は今までどんなプレゼンを魅力的だと思ったかとか,受け手の立場にも立ちながら,ひとつのことを様々な角度から考えることができました。これはおそらく,今後の研究生活の上で糧になることだろうと思います。そうした意味でこの面接は絶対に役に立つことだと思うので,書類でストレートに受かるつもりだった方もめげることなく(私は面接候補になっただけで万々歳でしたが),面接候補になったからには絶対に勝ち取ってやるというくらいの意気込みでがんばってください。少なくとも私は,最後にものを言うのはその研究への思い入れの強さだと思っております。
さて内定もいただいたことですし,今日いろいろな方にお送りしたメールに書いた通り,「特別研究員の名に恥じない研究ができるよう」がんばりたいと思います。大袈裟なと思われるかもしれませんが,他の人よりも一手間かけてたどりついている分,喜びも自負心もひとしおなので,そのあたりはどうぞ皆様ご了承くださいませ。

*1:業績なしでも受かるらしいのだが,しかしそんな噂は出願の時点では到底信用できなかった。そんな状態で受かるのは,とてつもなく運がよく,加えて非常に魅力的な書類を書くことのできる方に限られるのだろうと思っていた。