読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

食べる,しゃべる,食べる,しゃべる

余暇

お昼は静岡からいらしてくださった友人と,まずは新大久保でタイ料理ランチ。私の場合,うまくいかない時や心が荒んでいる時に食べたくなるものは,なぜか決まって韓国料理かタイ料理です。特に最近はタイ料理です。すっぱ辛い,という独特の味覚が心情と共鳴するのでしょうか。しかも,それでいて後を引かない。すっぱ辛いものを食べながらすっぱ辛い話をし,話すだけ話したらすっきりして笑顔で別れる,というのはなかなかいい気分転換であるように思われる。
彼女は17時半からのコンサートを観るために上京なさっていたのだが,ランチを食べてもまだ時間が余ったし,会場まで新宿から出た方が便利なので,新宿へ歩いて移動して,歌舞伎町のベリーニカフェでお茶。ベリーニカフェの正面,ミラノ1の前にはものすごい行列ができており,しかもその層は9割程度が男性でありさらに「ある種の」男性であり,興味をそそられた私たちは行列を追いかけてみることに(私は最初,のんきに「マリオンクレープじゃないの?違うの?」などと言っていた)。追いかけてみるとすぐにその原因がわかった。映画館の看板には,『魔法少女リリカルNANOHA』とあった。それにしても尋常でない列なので友人は「舞台挨拶か何かなのかな」と言っていたが,今調べてみると確かにそうだったようである。しかし魔力を得た少女ものというのはひところは少女のためのものだったように記憶しているのだが(少女漫画の定番),そうでもないのですね。私たちの世代で言えば,『姫ちゃんのリボン』『赤ずきんチャチャ』でしょうか。どちらかと言えば,ませた子は『ママレード・ボーイ』が好きで,夢見がちな子は『姫ちゃん』が好きだったような。私は当然後者でした。先輩への恋心,素直になれない幼馴染との関係,おてんばな姫ちゃんが女の子らしい姉に対して持つ憧れとコンプレックス,そして,ごく普通の思春期の少女が魔力を得るというファンタジー性。もう少女漫画の繊細さをすべてかき集めたような傑作である。

今聞いてもとても元気が出る『姫ちゃんのリボン』テーマソング,SMAPで「笑顔のゲンキ」。SMAPの,こういう清く正しいジャニーズアイドル路線の歌がとても好きです。そしてやはり,今となっては「心のビデオは君を録画する 僕は胸の奥でリピートを繰り返すのさ」という歌詞が印象的である。録画機器がDVDになりHDDになり,果てはブルーレイになるなどと,あの頃誰が想像しただろうか。
さて,『NANOHA』で知的好奇心が満たされたところでカフェに入ってからは,主にロッチの話題で盛り上がるという不毛ぶり。東日本と西日本との間にはやはり文化的差異があり,例えばお笑いに対する態度はその最たるものである。そしてその差異の根本は,大衆お笑いの基礎にして王道たる吉本新喜劇に幼いころから触れているかいないか,に求められるのではないか,という結論にいたる。東京では土曜の昼に吉本が放映されていない,というのは未だに信じがたい。カフェを出てからも「吉本新喜劇における小藪の衝撃」という議題でものすごく盛り上がりながら駅へ向かい,「絶対近いうちにロッチ会をやろう」「そしてロッチの舞台を見に行こう」と約束して別れる。
その後は一条帝からの招集を受け,一条帝+中宮2人で臨時行幸会@神楽坂「さくらさく」。

魚介の串焼き,というのはとても斬新である。魚はさることながら焼き加減や味つけが絶妙で,ものすごくおいしかった。一条帝ご自身もグルメであるがグルメな環境に囲まれてもいるそうで,こうして連れて行っていただけるのがありがたい限りである。今度はぜひ,私たちが開拓した比内地鶏のお店にでも参りましょう,とここで奏しておこう。お支払いはまたいつもの通りで学生割引が適用されてしまったので,これまたいつもの通り,二次会のお茶は僭越ながら私がお2人にご馳走させていただいた(とはいえ,カフェ・ヴェローチェの安価なコーヒーですけど!ごめんなさい!)。
1日中家にひきこもるのも私は大好きなのだが,1日中人と会うのも大好きである。しかも帰った後もともちゃんからお電話をいただいたりして,思いもかけず大変幸せな日でした。みんなまた相手してねー。