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マスターになりました!

学校

学士で袴を着て,修士で振袖,博士でいよいよアカデミック・ガウンに袖を通す……という,学部卒業を控えた頃から温めていた○ヶ年計画は,昨日からの雨とともに潰えた。祖母から美容院に振袖を送ってもらっていたのだが,雨足が強くなりそうだった&風も出てくるとのことだったので,キャンセルせざるを得なくなった。死んだような目をしてスーツかな,と考えていたのだが,振袖からスーツではあまりに悲しすぎる。研究室でパーティーもあるということを口実に,結婚式ゲストレベルの盛装をしていくことにした(ついでに美容院にはせめて髪のセットだけでもお願いすることができたので,申し訳なさも半減した)。
研究室ではひとりひとり別室に通されて,先生方全員の見守る前で学位記を授与されたので緊張した。でもこれが学位の重みなのでしょうか(一緒に渡された修論3冊分の重みかもしれないが)。学位記ケースはなぜかずいぶん,えーと,経費削減された感じ*1だったけれども,それでもやっぱり学士号とは嬉しさが格段に違う。学位を取るということについて,今までそこまで実感がなかったが,今回修士号をいただいて,少し特別に感慨が湧いた。大学進学率が上がりに上がったこの時代,大学院に進む人も増えてきたとは言えみんながみんな進むわけではないわけで,そうすると好きな勉強をこれまで続けられてきたことはやはりとても幸せなことなのだとしみじみ思われた。
学位授与式の後は,談話室でケータリングのお料理を囲んでパーティー。割とだらだら,お昼から4時間くらい続いた。先生方とお話したのだが,学部3年次の学科旅行の時に同期の男の子3人とお部屋を突撃訪問してお話させていただいたことについて古代史の橋場先生が「うれしく」覚えていてくださったとのことで,感激した。なんでも,あれ以来あんなことはないのだとか。私たちが身の程知らず過ぎたというだけかもしれないが,やっぱりお話したければ(目上の方であろうと)こちらから積極的にアプローチしないとねっ,という私の「肉食系」持論がちょっと認められたようで,嬉しくなった。あの時のメンバーは,(私を含め)みんな覚えていてくださっているのだとか。お邪魔して良かったねぇ。酔ったりはしなかったものの,さすがに4時間も歓談すると疲れるようで,おまけに寒かったし,終わった後はまっすぐ帰宅した。学位をいただく晴れの日の夜に予定がないなんて寂しい!と,当初はP会の男性陣(理系マスターズ)を招集して飲み会でも開催しようかと目論んでいたのだが,まぁ理系の研究室は人数多いから普通に考えて夜に打ち上げかパーティーをやるだろうし,やめておいたのだった。昨日に限っては正解だった。帰宅してすぐにお風呂に入り,どストレートの髪質に逆らってぐりんぐりん巻いた髪を戻して,泥のように眠りました。
修士の2年間は本当にあっという間で,どれほど成長できたのか定かではないけれども,それでもその間に経験できたことはいいことばかりだったと自信を持って言える。アイルランド語の勉強を始めて,文学の勉強を始めて(英詩の訳がわからなくて泣きそうになったりして),研究会報告や学会報告もできて,そういえば8年ぶりだかにピアノのコンクールにも出ました(!)。ライフワークにしたいと思えるような研究テーマも見つかって,それで修論を書くこともできました。本当に恵まれた2年間だったなぁ。
幸いにして博士課程にも進めることになっているので,4月からは修士という学位/博士課程の学生という立場に恥じないよう,ますます研究に励むとともに,いろんなことを貪欲に吸収すべく,これまたますます,幅広く勉強の場を求めていきたいと思います。みなさま,ご指導ご鞭撻,叱咤激励,ストレス解消へのご協力(これは特にP会メンバー)などなど,今後ともなにとぞなにとぞよろしくお願いいたします。

*1:学士の時は布張りに金の印字が施されていたが,今回は紙張りで,裏表紙に申し訳程度の校章レリーフがあるばかりだった……