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ドニゴールの謎

余暇

ふと思い立ってバラードを全部通して弾いてみたら,曲がりなりにも全部弾けた。弾けた!バラード1番が!もっともこの「弾けた」とは「指を動かすことができた」だが。
あとは最後のスケールをどうにか弾けるようにすれば,次のレッスンには間に合うかもしれない。しかし最後のト短調のスケール,左手がGから始まるのに右手がBから始まるのでとんでもなく弾けないのである。思わず,ピアノを弾かない人がよく口にする素朴な疑問を口にしたくなってしまう。「なんで右手と左手で違う動きをできるのがわからない」「なんで指をあんなに速く動かせるのかわからない」。しかしこの間ともちゃんとホルモン屋でハイッピーと焼酎片手に語らった通り,そういう微妙かつ絶妙な「ずらし」がショパンの醍醐味ですよね。早く,本当に「弾ける」ようになりたいものです。
さて,今アイルランド文学のゼミでPatrick Kavanaghの'Lough Derg'という詩を読んでいるというのは以前にも書いた通りなのだが,このLough Dergというのはアイルランドはドニゴール(Donegal)にある巡礼地だそうです。ドニゴールとは写真に挙げた北西部の州なのだが,話変わってYahoo!ショッピングでかわいいワンピースを見かけたのでクリックしてみると,その店名は「ドニーゴール(Donegal)」であった。

このお店,レースやらティアードやらマキシ丈ワンピやら,とにかく当世風の洋服を通販している会社であって,もちろん作家ブライアン・フリールやエンヤを輩出したアルスターのドニゴールとはなんの関係も見いだせないのである。でも綴りも全く同じDonegalだし,このお店のどこにドニゴールの要素があるのか,さっぱりわからない。しかもドニゴールは,日本人が店名にわざわざ冠するほど,格別お洒落な街だとも特には思われない(ドニゴールの人たち申し訳ありません)。例えば「岡山」という店名のただの洋服屋を海外で見つけたら仰天すると思うが,それに勝るとも劣らない違和感である。しかし「ドニーゴール」は結構評判のいいお店であるようで,「ドニーゴール シフォンワンピ」などと,店名を指定して品物を検索している例が多いみたいである。いったい何がドニゴールなのでしょうか。店主がアイルランドを旅行した時ドニゴールが気に入った,とかなのだろうか。しかしゴールウェイとかと違って,ドニゴールは別にアイルランドに縁もゆかりもない日本人がふらっと旅するようなところではないと思うんだけどなぁ。だとすると店主はアイルランドに縁もゆかりも「ある」方なのだろうか。もしかして存じ上げている方なのだろうか。などなど,いろいろ気になって仕方ありません,「ドニーゴール」。ついでにこの店のマキシ丈ワンピはなかなか可愛くおまけに安かったので,ちょっと購入を検討してもいる。この前買ったばっかりじゃないの,マキシ丈。