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脛に傷

健康

一昨日の夜,別府は湯けむり展望台で,バスに戻ろうとした時,設置されているベンチに気づかず,思いっきり脚を打ち付けた。打ったのは膝のちょうど下のあたりだったのだが,かなり酷く打ちつけたと見えて(実際,車内でしばらくさすっていたほど痛かったし),狭い範囲で内出血を生じた。これから脚を出す季節なのに嫌だなぁとは思ったのだが,とはいえ膝の直下ならまぁそれほど目が行く箇所でもないし,内出血も比較的小さいし,と思って気にしないことにした。
歴史学と社会理論
さて,今日はいつもの書評紙の会議の後,いつになく向学心に燃えていた私は,総合図書館に本を借りに行ったのである。どうやら私は全く気付いていなかったのだが,去年のちょうどこのくらいの時期にピーター・バークの新しい邦訳本が出ていたようで。まぁ去年のこの時期と言ったら,学振の提出に加えて初めての友達の結婚式であった。その余韻に浸っていて新刊をチェックしてなどいなかったので,気づいていないのも当然と言えば当然である。件の本は『歴史学と社会理論 第2版』でございまして,ここしばらく理論に興味のある私が飛びついて然るべきものであった。総合図書館では滞りなく目当ての本が見つかった(配架位置は何故ここなんだろうという感じだったが)。ついでに『文化史とは何か』も書架から取りだし,意気揚々と中央の階段を下りていると,ヒールが段の淵に引っ掛かった。おっと,と思って手すりに手を伸ばし……たが遅かった。本2冊は宙に舞い,私は豪快にその場に膝をついた。今度は思いっきり,弁慶の泣き所を段の角に打ちつけながら。ちなみに,当然ながら誰も声をかけてはくれなかったが,おそらくみなさんが非情だというよりも,私があまりに見事な転び方をしたので驚いたのだろうと思う。
その後は逃げるように階段を下り,必要以上に颯爽と総合図書館を後にしたのだが,丸の内線に乗ったあたりでとんでもなく弁慶のあたりが痛いことに気づいた。ああこれがよく言われるアドレナリンの作用か,と冷静に納得する時間はそう長くは続かなかった。脛は広い範囲にわたって赤く腫れ,見えるか見えないかなど気にしていられるようなレベルではなかった。むしろ,折れてはいないまでも,これはもしかして骨にヒビでも入っているのではなかろうかと思った。幸い骨に異状はなさそうだが,鈍痛が1日中続き,今や右脚の脛が広範囲にわたって紫色に。こうなるとむしろ別府の傷など可愛いもんである。
私の脛が今,目も当てられない状態なのはこういう理由です。去年は眼帯をしなければ歩けないほどのものもらいが発症し,今年はこれで,私は毎年何かしら児童虐待やら配偶者暴力を思わせる見た目になっているが,あくまでも独り相撲(?)ですのでみなさまご心配なく。と去年も言ったら,「心配しなくても,あなたは暴力を甘んじて受けるような人間には到底思えない」と誰だったかに暴言を吐かれた。私も女ですよ,お忘れかもしれないけれど。
……ついでに「独り相撲」って,この上なくさみしい言葉だと今思った。