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サブゼミに出席

学校

午前中ピアノのレッスンに行ったあと(やっとモーツァルトが仕上がった……),学校へ行った。今日から研究室のサブゼミ*1が開催されるため。私は恐縮にも今年度TAの1人を拝命つかまつっているのだが,後期からなので本来は今日のサブゼミとは関係ない。しかし今日はガイダンスだし,見学も兼ねて顔だけ出しておこうと思って。
今年の4年生はなんだか熱心かつ博識そうでびっくりした。去年まではRoyal Historical Society Bibliographyが見られたはずだが今年はダメなのか,とか質問が飛んでいた。RHSなんて私,4年生の時は恥ずかしながら存在すら知らなかったも同然だし,ようやく駆使したのは修論を準備する段階になって初めてである。しかしRHSもそうだが,ある日を境に突然有料化されて見られなくなるデータベースも多い(もちろん告知はあるけれども)。1つ使えなくなったらもうそれで終わりなどということにならないように,普段から幅広くデータベース情報を収集しておくとか,時間のある時には色々試しに検索してみるとか,心がけておかないといけないなぁ,とはそれこそRHSが有料化した頃からじんわり思っていることである。それから私も実際に卒論の時には見るだに恥ずかしい間違いを色々やらかしているのだが,4年生だとそもそも論文を書いたことがないし,実際の論文を目にする本数も少ないから形式的なことで困ることもあるかもしれない。過去の例だと「研究史」を「自分が当該テーマに興味をもったいきさつ」,つまり「自分が研究してきた歴史」と解釈していた人もいた。WORDの基本的な使い方も,意外に知らない人が多い(私自身,目次の作り方がわからなくて製本に出す直前に発狂しそうになった)。でもこういう研究のいろは的なことというのは,本人も基礎的なことだとわかっているからこそ聞くのが恥ずかしくて聞けない,となってしまうのが最悪のパターンだと思う。論文の内容そのものというより,レジュメを見て怪しいところがあったら,研究室のパソコンで実際に教えてあげる(実技指導?)とか,聞き出しにくいことでも気軽に尋ねられるような環境を作ってあげる方がTAの重要な仕事なのかもしれない。まして先生には尋ねられないこともあるだろうし。
それから,これはサブゼミでわかったことと言うよりは何人かの4年生と話す中でわかったことだが,案外「ペース」を気にする人が多いように思った。何月くらいまでに概説書や通史を読み終えて,何月くらいから論文を読んで,何月くらいから書き始めて,だいたいいつくらいに落ち込むもんなのか(!),とか。うーん,ペース,確かに気になることは気になるけれども,とんでもなく道を外れない限りは,別に遅れたら取り戻せばいいだけのことだし,そんなに気にすることもないと思うんだけれど。自分がやるべきことさえきちんとやっていれば,少々人より遅かろうと早かろうと大抵のことはできるもんだと思うのは,私がろくに塾や予備校のない田舎の出身だからだろうか。まぁそれはいいとして,ペースメーカーを見つけるには,1学年上の先輩を捕まえて「去年の今ごろ何してましたか」と伺うのが一番手っ取り早い気がする。なぜなら実際にやっていたことプラス,「今考えるとやっておけばよかった」ことも教えてくれるからです。卒論執筆のペースをつかみたい方はぜひぜひお試しください。
本来は指導する立場ながら,色々と勉強になった。最近私の周りにも,教えるという立場に立った友達が大勢いるようで,経験年数を買われてのことだし,誇らしいことだと思う。しかし彼女らが口をそろえて言うのは,実際に教えてみる立場に立つと,何をどうしていいかわからないことが多いということ。私も家庭教師を6年間やったとは言え,わからないことだらけである。しかし1年生の時からずっと今まで,教えるとかアドバイスするとかそういう立場で人と関われてきたことは大変有意義な経験だったように思う。今回もがんばります。

*1:以前にも書いたことと思うが,簡単に言えば4年生の卒論構想報告会。