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だいたいの方向性

学校

ドイツ史のゼミが始まる前に,指導教官の研究室に伺って面談していただいた。面談といっても今回は「私が決めた」「私のこれから」を「宣言する」みたいなものだったのだが。しかしそれにしたって,今の私が言ってもそれこそ取らぬ狸であることに変わりはなく,一笑に付されるかあるいは冷静に窘められるかそのどちらかであろうと思っており,その場合はどのように理屈をこねて正当性を付与するか一生懸命考えていたのだが,そんなことはなかった。後になって考えれば,私個人のことなのだから当然ではある。私の研究はおおかた言説分析に依っているのだが,言説に正当性が付与される時というのは発話者に危機感がある時である,ということが身をもって実感されました。
私はあまり自分の直感を信用していないので,何か考える時には様々な人からご意見を頂戴するのだが,結局最後には当然ながら自分で選択することになる。その選択の基準はいつもとても迷うところなのだが,いろんな人から肯定的な意見も否定的な意見も様々にいただく中で,何はともあれ,自分が一番納得できる選択をしよう,ということは確固たる指針としてあった気がする。そして自分が何に納得できないか,後悔するリスクが大きいかというのも,たぶん経験則からわかっている。勇気がなくて踏み出せないようなことだけはしないように,やるかやらないか,迷うくらいならやるように,そして失敗しても言い訳だけは絶対にしないように,これからも意識はしておきたいと思う。学生とは言えもう24だし,今後ますます(良きにつけ悪しきにつけ)慎重にならざるを得なくなってくるとは思うので。