読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

八雲立つ出雲へ part 1

余暇

早朝に玉野市を出発,岡山駅前に車を停めて高速バスに乗車。パーク&バスライド。岡山から出雲,同じ中国地方ではあるけれどもそれなりに遠く,4時間かけて到着。出雲駅南口マツダレンタカーブーンをレンタル。当初私の選択ミスにより軽を(!)予約していたのだが,私たちが借りる予定だった軽が事故をおこして修理中であるため,ひとつランクが上のブーンを軽と同価格で(!)借りられることになった。幸先がよい。
  
 
女同士の旅行では必ず誰かが足の痛みを訴えます。理由は不用意なパンプス着用です。かくして旅程にはない靴屋に寄り,ビーチサンダル購入。フライデー的構図。
 
出雲大社に到着。出雲駅から30分弱ほど?
 
祈りを捧げる大国主尊とご一緒させていただく。
 
『月刊 馬』『畜産の友』など,雑誌の表紙にしたい(が,畏れ多くも神馬と神牛です)。ちなみに実生(神牛の写真の方)は農業高校の出身であるため堂に入っている(ように見える)。
 
平成の大遷宮」中につき,公開は御仮殿のみ。3年前も大遷宮中だったので,さすがにもう終わっているだろうと思ったが,甘かった。事前リサーチ不足です。

でも縁結びお守りは買いました。ところでお守りを買ったのは私だけであった。なんか私だけ余裕がないようなので,みんなで買おうよこういう物は。そりゃ出雲を発案したのは私だが。
 
暇を持て余した神々の遊び

参道。一見涼しげだが,暑かった。
それから古代出雲歴史博物館へ。初日は相当なハードスケジュールであるのに,歴史を専攻する者の使命感から……すみません嘘です嘘をつきました,ジオラマやら模型やらがとても好きなので見過ごすわけにいかず,わがままを言って盛り込んだ。博物館に着いた時点で,「20分で館内を回る」とかいう絶対に達成不可能な目標を立てることに。そして目標は見事,館内の素敵なアニメ*1に4人全員で釘づけになったことによって破られた。あらすじは以下のとおりである。

出雲国では,浜辺で男女のお見合いパーティーのようなものが行われていた(男女が世代別に集められて行われるもので,まごうかたなき合コンである)。そこでは男が見そめた女に歌を詠み,女がその歌(と,もちろん男)を気に入れば,返歌をしてカップル成立,というものである。
ある日,出雲国のある若者は,市で美しい女の子に出会った。会った瞬間に惹かれあう2人。しかしその女の子に目をつけている男はもう1人いた。いけすかない郡司の息子である*2。郡司の息子は女の子に「さっさと名前を教えろ」と詰め寄るが,女の子はこう言って断固拒否する。「いやです!名前を教えるということは,一夜をともにするも同じこと!」鼻つまみ者である郡司の息子と取り巻きは当地の力女によって追い払われ,若者と女の子は例の浜辺の歌会で会うことを約束して別れる。別れた後もお互いのことが忘れられない2人。歌会の日は迫る。若者は友達に,「お前,今度の会で詠む歌考えたのか?そんなんじゃ今年も,一夜をともにする相手を見つけられないぞ」と言われる。
かくして歌会の日,若者と女の子,それに郡司の息子が一堂に会する。先手は郡司の息子。「さっさと(自分と)寝ろ寝ろ」とかいう最低な歌を披露する。若者は誠心誠意想いをこめて歌を詠み,女の子もはにかみながらそれに応え,2人はめでたくカップルとなる。

全長8分もある長編(?)であるが,ライバル役に「郡司の息子」などという有力者をさりげなくあてがうあたり,なかなかセンスを感じる。そして名前を教えるということが「一夜をともにするも同じ」とは,全然知らなかった。これからは必ず偽名を用いようと思います。アニメの絵は『あずきちゃん』とかそんな感じの素朴なタッチなのだが,その登場人物たちから発せられる下世話なストレートな言葉にびっくりした。子供も見るだろうに……!!というわけで,歴史博物館に行ったら必見です。もちろん他にも色々と必見ポイント*3がありますので,とにかく歴史博物館はマストゴーです。
それから私の運転にて,石見銀山へ。結構な距離だったが,ナビのおかげで迷わず行けた。ナビってすごい!
 
銀山観光のハイライトは「龍源寺間歩」。「間歩」とは坑道のこと。駐車場に車を停めて,龍源寺間歩まではレンタサイクルで向かいます。レンタサイクルは必ず電動自転車を借りるようにとのガイドさんの助言に従い,電動自転車をレンタル。電動自転車って初めてだったが,ものすごいパワーであった。

龍源寺間歩に到着。これから坑道へ。
 
入り口近辺からしてもはやすごい冷気だったが,坑道の中は冷蔵庫のような涼しさ。ふと天井を見上げると,あれは銀なのか,キラキラしたものが点在していた。
 
探検気分で間歩を踏破したのち,ガイドさんが「ほら穴だけ歩いて帰るなんてもったいないです!」とおっしゃっていたのを受け,精錬所跡も見に行った。銀山一帯自体がトトロな雰囲気の場所だったが,精錬所跡を見て思い出すことというのはもう,ナウシカしかありませんよね。「巨神兵が出てきそう!」という友人たちの言葉にスイッチが入り,「その者青き衣をまといて金色の野に降り立つべし……」と,私のジブリものまねが始まる。
さてレンタサイクルを返却し,石見銀山を出発,今宵の宿である玉造温泉を目指す。とはいえ歴史博物館ではしゃいで大幅に遅れた我々がチェックイン時間に間に合うはずもなく,予定より1時間遅れで到着した(ちゃんと連絡はしたが)。

夕食は部屋食。入浴後であり皆ノーメイクですので,写真小さめです。

ビール克服に失敗。
 
食事の後,私はひとりでもう一度お風呂に行ったのだが,その間に部屋に留まった他の3人によって勝手に写真を撮られていた。やられた。悔しいので載せてくれるわ。しかし大変お見苦しいのでさらに写真は小さめです。ちなみにこれらの情景がいわゆる「女子旅」の真相であるかと思います。
しばらく歓談した後に布団に入り,10月に結婚する友人のプロポーズの様子を聞きだす(ガールズトーク)。なるほど。今回の旅で勝手にスライドショー担当(あっちゃん)とスピーチ担当(私)を決めさせていただいたので,そのへんの情報も盛り込ませていただきます。

*1:よくある感じの,ジオラマの前に小さいテレビ画面が置いてあってボタンを押したら上映が始まる感じのやつ

*2:このライバルがもう,いかにもなライバル顔。

*3:大社縁結図,館員さんのとてもかわいい制服,展示品の前の適当な説明など