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I have lost my breath.

勉強


昨日からろくにピアノも弾かずに(今日なんか触ってもいない!)パソコンの前に座りっぱなしだった甲斐あって,エドガー・アラン・ポーの授業のレポートの下書きも無事に済ませることができた。カフカの『変身』についてちらっと言及しようとした時,間違えて「カフカの『返信』」と変換しかけ,カフカをまるでジャパニーズホラー作家にするところであった。カフカ最新作『返信アリ』。
レポートの内容は,『インセプション』を見た時は「アッシャー家の崩壊」に改宗しかけたが,最終的に渋く「息の紛失(Loss of Breath)」を取り上げてまとめた。上に挙げたデスチャ『Lose my Breath』なんかを想像していたらびっくりするほど,地味な作品です(想像しないか)。私は歴史の人間なのだが,文芸復興なんかをやることになって文学の勉強をせざるを得なくなって,定期的に文学作品の原書を読むようになって初めて知った,というか実感したのだが,文学作品っていうのは原語で読まなければ,本当に何の意味もないかもしれませんね。いや何の意味もないとまではいかなくても,3割くらいは効果減だと思う。特にこの「息の紛失」なんて,最初から最後まで言葉遊びがちりばめられているので,日本語では絶対にわからなかったであろうところが多々あった。
さて,レポートも終わったということは,いよいよ渡欧ですよ。奇しくも今日,メールで「ご搭乗5日前のお知らせ」が来ていた。実感が湧いてこようかというものです。妹には「英会話とか大丈夫なん」と聞かれた。確かに。ロンドンを旅程の最後に持ってこざるを得なかったことは,なんだかんだで幸運だったかもしれない。とりあえずマルセイユが楽しみでございます。レポートからの解放感に溢れ,プロヴァンスの海のもと,おいしいワインとブイヤベースでもいただいた日には,私も羽目を外して余計なことの1つや2つしゃべってしまうかもしれません。「このことだけは言うな」ということがおありの方は,出発前日までにどうぞお知らせください。
ついでに今日,なんの脈絡もなく思ったこと。縁結び縁結びというが,よくよく考えてみれば,即物的に「彼氏できますよーに」と祈るよりも,まずは「男を見る確かな目をください」と祈るべきなのではないか?少なくとも私は今度からそうしよう。