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いぎりす物語:入国審査なし編

余暇

朝10時頃にダブリンの寮を出発。私が出発するときには誰も残っていなかったので,キッチンの机の上に置手紙をしておいた。Thanks a million*1!!スーツケースを転がしてエアコーチの停留所に向かい,そこから楽々ダブリン空港へ。しかしエアコーチにエアリンク,各会社でほぼ10分に1本出ているので,しょっちゅう街中で見かける。停留所も多い。多すぎじゃなかろうかとすら思う。ヒースローへはブリティッシュミッドランド航空を利用したのだが,機内の飲み物+食べ物は有料であった。経費削減?
さて,もしかするとこれはよくある話なのかもしれないが,アイルランドからイギリスに入るときに入国審査はいらないのですね!私はそれを全然知らず,ターミナルからいきなり地下鉄の駅に出たのに仰天して,そのへんにいた黒人の係員さんをつかまえて「私入国審査を受けなきゃいけないと思うのだけど」と言ったのでした。しかし入国審査なしとは。これは喜ぶべきことなのかもしれないけれども,アイルランド史,しかも19世紀後半のアイルランド史を勉強している人間からしてみれば少し複雑な気もしないでもない。アイルランドは多大な犠牲をはらって独立したんじゃなかったのか……?そのあとも今日からお世話になるB&Bに電話をしてみると,番号を控え間違えていたようで,全然違うところにつながって普通のイギリス人のおばちゃんとわけのわからない話をすることになり,私はおそらく今夜は日本大使館かはたまたハイドパークにお世話になることだろうと半ば決意しかけた。スムーズに入国できたためしがない。いや,アイルランドはスムーズだったか。このような経緯をたどりながらもなんとかかんとか,B&Bには自力でたどり着いた。どうにかなるもんである。
さてなんとか落ち着くこともできたのだが,さっきシャワーを浴びて髪を乾かしていたら,隣の部屋のイタリア人に文句を言われた。「too lateだから今はやめて明日にしてくれ」とのことだった。私だって朝シャワーを浴びるんだと。濡れた髪では寝られないと言っても聞く耳を持たない。じゃあいつならいいんだと聞くと,「21時までとか」などと言っている。えーと,ダブリンでのダブリンバスとの交渉経験と照らし合わせますと,こっちの人にとっては10時が「too early」で23時(髪を乾かしていたのは23時だった)が「too late」なんでしょうか。そりゃ10時はlateでもないし,23時はearlyでは決してないことは認めるが,これじゃあ生活リズムがまるで合わない。困ったもんである。

*1:こっちで教わったアイルランド英語。おそらくこの表現はアイルランド語由来だと思う。