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いぎりす物語:Club Foot編

余暇

今日はとりあえずNational Archivesに登録しに行こうと思っていたのだが,しかしせっかくフラムなんてところにいるのに,試合は見ないまでもスタジアムを見ずに帰るなんてことをしたら,ヒースローでフーリガンに待ち伏せされかねない。というわけでB&Bを出て,とりあえず駅から近いチェルシーのスタジアムへ。

スタジアムは本当に駅からすぐだった。Fulham Broadwayの駅に青いショップバッグを持った人が多かったのは,これだったのね。

スタジアムの壁沿いに選手のポートレイト。そりゃもちろん,アイルランドの犠牲の上に成り立つワールドカップ出場権を無にする原因を作ったこの方を撮影します(とか言ったらフーリガンが以下略)。
それから私はグッズショップへ。スタジアムツアーが10分後から始まるとのことだったのだが,参加費が16ポンドもするようで,だったら試合見に来るわ,と思ってやめておいた。グッズは割とかさばりそうだったので,こちらも見送ることにした。女の子用パジャマとかバスローブとか,かわいかったのだが(しかしそれはチェルシーオリジナルである必要性があるのだろうか?)。一番欲しかったのは名前入りマグカップだったのだが,言うまでもなくMAIなんて名前の入ったものはなく。私の妹はまぁ珍しいとは言わないまでもそこまでありふれてはいない名前なので,土産物屋で自分の名前が印字されたグッズがないとよく文句を言っていたのだが,ようやく妹の気持ちがわかった気がした。

次のホームゲームはブラックプール戦です。Tickets Availableだそうなので,来られる方はどうぞ!

ところで,プレミアリーグと言えばKasabianの「Club Foot」である。結構前の曲なのだが,飽きもせず今も使われている(グッズショップでもかかっていた)。私もイギリスに来る前にUKロックをウォークマンに入れておこうと思っていて,最初に思い浮かんだのがこれだったくらいである。しかしこの歌詞。最近AKB48の「ヘビーローテーション」を聞いて,この歌詞何かに似ていると思ったら,そうだ,Kasabianだった。「I want you」「I need you」だけでUKロックもJpopもできるんですね!

さて,スタジアムを見るというのは中を見ないまでもわくわくする経験だったので,このノリでフラムにも行ってみようか,今日は試合でもあることだし,と思ったのだが,さすがに私は史料調査の名目で来ている以上遊び呆けていられない。フラムは離れてもいることだし,おとなしくKew GardensのNational Archivesへ。
 
NAは閑静な住宅街にあるようだった。いい感じにブリティッシュな町並みである。

ちょっと,これは私の大好きな郊外型ショッピングモールではないですか!
いいなーKew Gardens,ちょっとロンドン中心からは離れているけれども地下鉄で行き来できるし,ヒースローにもNAにも近いし,今日みたいに天気のいい日は植物園にも行けるし,と思ったら轟音が。

「ヒースローに近い」という条件は決していいことばかりでもないのでした。そうか,ここは日本で言うところの成田か羽田のあたりか……。NAに着くまでの10分ほどで,4〜5機の飛行機が私の頭上を飛んで行った。確かにこの環境では,NAくらいしか建てられないかもしれない。

NAに到着。今日は本当に気持ちのいい日です。
とかくBL,NAのレジストレーションは面倒くさいとの噂。日本の住所の証明が必要で,もしかしたら日本の免許証とかだと文句を言われるか,最悪の場合出直すことになるかもしれないとのことであった。しかしサイトのAcceptable forms of identityには「International student photo card (国際学生証)」と書いてある。国際学生証には住所証明はないが,ロンドン在住の先輩いわく,「国際学生証としか書いてないけど,とりあえずサイトに書いてあったっていえば大丈夫」とのことであった。
案の定,レジストレーションにあたってはパスポートはOKだが国際学生証はダメだと言われた。というわけで魔法の言葉「サイトに書いてありましたけど」を使ってみる。しかしデスクの女性は申し訳なさそうに「でも住所がないから受け取れないのよ」と言う。困った。予想外の事態である。もう仕方ないので「日本語だけど」と日本の免許証を出してみた。女性は電話で聞いてくれ,幸いにして私の申請は通ることになった。よかったよかった。というわけなので,日本の院生の皆様はくれぐれもお気をつけください。国際学生証では通らない場合があります。私は免許でOKでしたが,これは幸運な例でしょう。免許をお持ちの方だったら,国際免許証を作っておくのが一番確実かと思います。
ちなみに女性は電話で聞く時「免許を持っているんだけどこれがチャイニーズで」と間違えていたが,あわてて「Japanese, actually!」と訂正していた。UCDでお会いした先生も,「で,あなたは今チャイニーズで論文を書かなければならないの?」とおっしゃっており,残念ながらチャイニーズはまったくわからないなぁ,と思いながら「あー,yes, I had to write my master thesis in JAPANESE」と(もちろん強調はせずに)答えると,先生は「ごめんなさい!ジャパニーズね!」とあわてていらしたのだが,もしかして私が不愉快そうな顔をしているのだろうか?こちらではチャイニーズにもコリアンにも間違われるので,別にどうってことはないのだが。
さて,せっかく登録に来たのだから調べものでもして帰ろう,何か面白い史料でも見つかったら儲けものだわ,と思ったのだが,当然ながらそんな軽い気持ちで史料など見つかるわけもなかった。調べていた限りではNAには特に見たいものはなさそうだったので,今回はまぁいいや。とりあえずwifiをつないでみると,先輩からご飯のお誘いが。行きまーす。
 
待ち合わせはBelsize Parkとのことだったのだが,とりあえずロンドンらしい光景を1回くらい見たいと思い,ウェストミンスターで途中下車。ほーらみなさんロンドンアイですよー。ほーらみなさんビッグ・ベンですよー。って,逆光!ああああ!
今日行ったのはBelsize Parkの駅近く,「Tapeo」というスペインバル。先輩の一人がなんとここでジュード・ロウを見たらしい。ケンブリッジのPhDを終えられた方をお祝いする内輪のパーティーに私も呼んでいただいたという形だったのだが,みなさんこんなツーリストの私とも気さくに話してくださり,大変うれしかったです。いやー,それにしてもロンドンの日本人コネクションはすごい。私を呼んでくださった先輩が顔の広い方である,というのも大いにあるのだが。