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2001-03年度入会生によるOB・OG演奏会

ピアノの会

2001年度から2003年度入会の先輩方によるOB・OG演奏会が文京シビックの小ホールで行われたので,拝聴しに参りました。私たちは2004年度入会生なので,私たちが1年生のとき,2001年度入会の先輩方が4年生,2002年度が3年生,2003年度が2年生ということになる。つまりはみなさま,私たちを濃厚に薫陶してくださった先輩方なので,感慨もひとしおです。
あ,宣伝しとけばよかったかな,ということに気づいたのが行きの丸ノ内線の中で,会場に着いてみるとやはりほとんどが会員,時すでに遅かった。しかし会場に身を置いてみると,譜めくりを失敗して(!)慌てている奏者に客席から(温かい)笑いが起こったり,面白い選曲があったり,トリが自作自演の曲だったり,決してかっちりした演奏会ではなくて,むしろディープなP会ワールドが展開されていたのだけれど,でもなんだかとても居心地がいいのである。徐々に気づいたが,それはあの頃の会室の居心地と同じなのだった。多くの先輩方がFP(From Performers,奏者からのメッセージを集めた小冊子)に書いていらした,「馴染みのない作曲家の名前が飛び交い」「2台のピアノが鳴り続け」「テスト期間中は会室で勉強」「楽しすぎて授業に全く行く気にならなかった」,会室の雰囲気なのだった(さすがに演奏会なので,「2台のピアノが鳴り続け」てはいなかったが)。2台のピアノが大音量で鳴り続ける中で私たちは普通に話に夢中になり,しかしピアノもちゃんと聴いていて「それ駒祭で弾くの?」などと話しかけたりする,だらだら夜まで居座っては,そこにたまたまいる友達と一緒にに下北でご飯を食べて帰ったりする,そんな会室の雰囲気なのだった。先輩方の演奏はもちろん,P会特有の「極めて怠惰な」心地よさを存分に味わって,私はもう胸がいっぱいでした。3月にやった私たちのOB・OG演奏会は,どちらかというと外向けの印象も強かったので。変な言い方になってしまうが,内輪受けっていいもんだなぁと思った。大学にももう長いこと居座って,学部時代に「とんでもなく上の学年」くらいに思っていた博士課程に今や自分が在籍しているのだけど,もし大学で戻りたい時代を挙げろと言われたら,私は迷わず駒場にいた,会室にいた,1・2年生の時を挙げると思う。それくらい好きな場所だったな。ひさしぶりに思い出してうれしかった反面,切なくもあった。もう戻れないから。いくら懐かしくても,先輩たちは立派にお仕事なさっていたり,博士号を取得なさっていたり,ご結婚なさっていたり,お子様のご誕生ももうすぐだったり,時間は確実に過ぎている。限りある時間だからこそ輝くんでしょうね,なんてきれいごとで締めくくってしまうにはあまりに名残惜しい時間でした。あの頃に戻りたいよう。
さて演奏会のあとは,神楽坂のイタリアンレストランに移動してレセプション。

神楽坂 Zio

HOT PEPPER神楽坂 Zio

小さいお店だったが,ビュッフェ形式で出された料理はどれもこれもおいしくて食べ続けてしまい,最後に出されたクリームソースのペンネはもうお腹におさまらなかった。クリームソースをこよなく愛する私には,ちょっとした異常事態と言ってよい。次いで坐・和民で行われた二次会にまで馳せ参じてしまったのだが,(ここに書けないものも含め)様々な至言が飛び交っていました。一番のお気に入りをひとつ。

いやだわ,お金の話なんて。
愛の話をしましょうよ。

言わずもがな(?),みほ様によるものである。給料に関することなど,話題が生々しくなってきた時,華麗にかつ冗談めかして場の雰囲気をお変えになった。どこのサロンの主人かと思った。一生ついてゆきます。