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ポケット史料

勉強

ピアノのレッスンから帰って,延々写真の整理をしていた。写真というのは遊びの写真ではなくて,この前イギリスとアイルランドで入手してきた史料の写真。トリミングをしたりコントラストをいじったり,この作業は割と好きである。この作業が好きすぎて,そのあと実際に史料を読む作業が退屈に思えてくるからいけないのだが。
ところで,持って帰ってきたのは私が研究しているアイルランド語復興運動団体の組織……のひとつ後の組織が発行していたパンフレットなのだが,量がまあまあ多い。画像なので検索もできないため,片っ端から読んでいくしかない。私は基本的に画面上でものを読むのが苦手なので,必要なところは印刷してじっくり読んでいるのだが,検索などできないとなると,「必要なところ」にたどりつくために結局全部印刷しなければならないかも。苦手ではあるが画面上で読むとしても,学校もあるし,家のパソコンにずっとかじりついているわけにもいかない。かといって外出先で読むためだけにパソコンを持ち歩くのも億劫。効率的に持ち歩いて暇な時に読みたければ印刷するしかない。ううむ。
そう思って困っていたのだが,そういえば私はiPod touchなど買ったのである。大容量記憶装置。スペックなどからきしわかっていないので,どうせなら容量大きい方がいいんじゃなーい,と,まるでポテトチップスを比較して80グラムより85グラムにした方がいいんじゃなーい,と言わんばかりのノリで64GBのものを買ったのである。64GBって,よくよく考えたらものすごいことですね。未知との遭遇ですね。ブラックホールあるいは四次元ポケットではなかろうか。よし,それでは心おきなくその限りなく(限りはあるが)広がる漆黒の大容量の中に,私の史料写真を記憶してくれたまえ。同期開始!

入ったー!
読むには多少小さい気もするけれども,必要なところを探すためにざっと斜め読みするためであれば全く問題ない。iPadを買うまでもなかっただろう。拡大もできるから楽ちんです。唯一困るのは,私にとっては史料だがiPodにとっては「画像」でしかないため,一切の編集ができないこと。その点,Kindleだと「マーカーで線を引く」とかが画面上でできるらしいですもんね(アイルランド語の先生談)。さすが電子「書籍」に特化した製品なだけありますよね。
しかし,確かPDFファイルに画面上で書き込みをできるとかいうアプリはあったはず。そりゃ,そういうのがないとビジネスマンが困りますもんね。じゃあもしかして,これもちょっと工夫すればできるんじゃないか。うれしいことに,64GBの容量というのはやはりただものではないらしく,パンフレットの写真をすべて取りこんでもまだ虚空(?)が広がっている。よーし,次はダグラス・ハイドが13冊のノートに(!)書きつづった講演やエッセイの下書きを取りこむわよ。わーい,楽しいっ。
しかし,なにぶんマック製品を使ったことがないので,的外れなことを言っていたらご容赦願いたいのだが,同期するたびに前に取りこんだ写真が消えるのが多少面倒臭い。常に「親ファイル」の中に「子ファイル」を入れ,その親ファイルごと「入れ直す」ような作業になってしまう。ただただ足していく,というのはできないものか。