読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

愛の流刑地

映画


どっかで紹介されていたのが気にかかっていて,ついに見てしまった。渡辺淳一ワールド全開でした。女の色気のなんたるかを嫌というほど理解した気がする。色々と勉強になりました。
ツンデレだ何だと流行りは変わるが,やはり清楚な大和撫子(桜子さんではなく)は不動の位置にあるようである。そして秘密主義,いやもっと美しい言葉で言いましょう,「ひめごと」ですね。これは,『斜陽』にも出てきます。

……ところがね,お母さま,たった一つあったの。他の生き物には絶対になくて,人間にだけあるもの。それはね,ひめごと,というものよ。

引用のために『斜陽』を手にとって気づいたけれども,このページ,栞が挟まれていた。それくらい印象的だったということか。ひめごと,私すごく苦手なんですよね。でもこれを上手に使いこなせるのが美しい女性なんでしょうね。
冬香(寺島しのぶ)が最後の手紙に書いていた,「天国まで上り詰めた女は,二度と地上に降りては来られない」という言葉が印象的。そういえば豊島ミホのエッセイに,「色気のある女は常に気だるく死の予感を秘めている」というような一節があったが,「殺してください」とせがみ,ついには死んだ冬香が圧倒的な色気を持っているのはそのためであるように思った。反対に,「殺しても死ななさそう」と言われる人がいるが(私も含め),そういう人はやはり「色気」というイメージではない気がする。検事役のハセキョーはなぜかいつもものすごくセクシーなスーツを着ており,胸元がものすごく開いたタンクトップでトヨエツの事情聴取をしていたりするのだが(!),それよりも何よりも彼女が最も美しく見えたのは,雨の中不倫相手(?)の上司に会いに行き,サンダルを脱ぎ棄てて雨を浴びるシーンだった。なにごとにも逆らわず,流れに身を任せることに色気があるのかも。おお,そうすると大和撫子ともつながってくる。
ところで,我らがP会の色気の女帝・みぽりんが近々演奏会に出られるそうなのだが,HPのプログラムを見て,彼女の選曲に鼻血が出るかと思うほど興奮した。

ショパン/バラード第2番

バラ2!!
これはもう,むせ返らんばかりの色気ですね。その日は学会なのだが,目ぼしい発表を聞いてから移動しても十分間に合いそう。聴きに参ろう。うわー楽しみ。