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エキサイティング箱根

余暇

いやー,今年の箱根はものすごく面白かった。11月末に学会で,12月半ばにシンポジウムで2回東洋大に行った時,2010年度の箱根の好成績を讃える石碑みたいなのができていて(しかも歌が彫られていて),いったいなぜこんなに盛り上がっているのかと思ったのだが,今年も前評判が非常に高かったんですね。何と言っても山の神は東洋大生でしたもんね。
それからシード権争いも素晴らしかった。私は個人的に,4校に迫られてしまった青山学院大を応援していて(毎月アイルランド語教室でお世話になっているし),國學院が青学を抜いた時にはもう國學院を呪わんばかりだったのだが(別に國學院大學に何の恨みもございません),その國學院がまさかのコースアウトをした時にはもうもう両親とともに叫び声をあげてしまった(家の外ではその声に触発されて犬まで鳴き始めた)。シード権取れてよかったねぇ國學院。あれでシード権に漏れていたらもう生きた心地はしなかったでしょう。ゴールした後,走者が苦笑いを浮かべていたのが微笑ましかった。
やっぱり陸上競技は短距離より長距離です。短距離が速い人は,そりゃあかっこいいです。しかし長距離走者はね,もう神々しいですよ。かっこいいとかそういう軽々しい問題じゃないのよね。ひたすら黙々と走る姿,もはや求道者ではないですか。陸上部で1500mを走っていた中学の時からの持論です。私にとって,これを選んだら尊敬するという種目は3000m(選ぶ人の気が知れない)と800m(全力疾走ですよ)だけです。あ,ちなみに私が1500mの種目を選んだのは,箱根に憧れたからでも何でもなく,ただ単に,よりによって種目決めの日に部活を休んだからです。翌日登校してみたら,私の名前はなぜか1500mの欄にあった。同級生らはこぞって「小学校のマラソン結構速かった」とかそんな適当な理由で私を推したらしい。チームの絆もなにも,あったもんではない。もちろん彼女らの名前はすべて短距離の欄にあった。
そんな陸上部の元のチームメイトから今年も届いていた年賀状にはこうあった。「もう,当時の1セットもできないな」。「セット」とは当時の練習メニューというかアップのメニューで,ハードル5台を片足で跳び,次に両足で跳び,グラウンドを1周走って,縄跳びを両足と駆け足で30回ずつ,腕立て伏せ・腹筋・背筋をそれぞれ20回ずつ,これで「1セット」である。当時はこれを5セットこなしてから正規の練習メニューに入っていた。弱小とは言え,やはり陸上部だったのである。確かに今や,もう当時の1セットもできないだろう。そう思うと情けない。