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内館ワールド

読書

そういえば研究室の先輩(女)が内館牧子はよいとおっしゃっていたことを思い出し,帰り道にブックオフで1冊買ってみた。105円だったし。
ドラマを見るような感じでさーっと読めました。内館先生,ロマンチストなんですね。女の夢が割といろいろ詰まっていました。しかし「私にならこの男を変えられる」「変えてみせる」というのは,割と典型的なダメンズウォーカーの思考回路である気がする。そしてそれがうまくいくからこの物語が夢物語なのであって,たいていの場合,相手は絶対に変わらない。
ついでに作中,ゴッドマザー内館による恋愛指南もあったりします。

「たとえば,ひとりでがんばって重い物を持つ。その強さを一応見せといて,『やっぱりダメ,助けて』っていうはかなさ。一本の割り箸をもったいないと言いながら,『ついゴールドのアクセサリー買っちゃったァ』というこの落差」
「どこそこのケーキがおいしいって雑誌に出てたわァ,というバカさ。その舌の根もかわかぬうちに言うね,ゴルビーの次はエリツィンが失脚するのかしら」