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蝶よ花よ

ピアノ

レッスンのあと,先生に「そういえば舞ちゃん,ショパンエチュードを全然やってないわね」と言われた(恥ずかしながらピアノ歴20年にしてそうなのである)。「1つくらいやってみる?(今やっている)バラードのいい勉強にもなると思うから」とのこと。平均律以外で新しい課題をいただくのはとてもひさしぶりである。しかもその課題というのが,長年やってないことがコンプレックスであったエチュード。やりますやります。どれですか?と食いつくと,「そうねぇ」と師匠はクロイツァー版の楽譜をめくりだした。
私の先生は割と渋好みの選曲をするので,派手好みの私などからすると,正直最初は「……それかぁ」とがっかりすることが多い(その分,弾いているうちに大好きになったりするのだが)。今回もデーハーなOp.10-4など望んでもいなかった。そして先生が提示なさった曲に対する私の反応は,案の定,そんな感じだった。

Op.25の9番,別名「蝶々」(演奏はシフラ)。
今飛びまわる気分じゃない。
楽譜を見ていただければおわかりになると思うが,この曲は右手小指で旋律を奏でる曲である。そして私は右手小指で旋律を奏でるというテクニックに難があるのである。先生の選曲理由は至極まっとうなものであった。エチュードのこれ以上ない利用方法である。しかし,今私,「バタフライ」な気分じゃないんですよねぇ……。
でもレッスンを受ける最大の利点というのは,客観的に弱点を知ることであり,また自分では選ばないような曲を課題として渡されることによって世界を広げるということである。mollerな私はこの先も絶対に選ばなかっただろう。いい機会だからやってみましょう。1ヶ月後には,華麗に「蝶のように舞」っていることを目指して。蜂のように刺しているかどうかは不明。「蝶々」のネーミングもいいですね,よく考えれば。「小悪魔」ブームの火付け役は蝶々(『小悪魔な女になる方法』等の著者,元銀座ホステス)。かの有名なウェディングソングは「Butterfly」。なにやら素敵な女性になれそうです。思えば実家に住んでいたころ,家に入ってきたカメムシやら蛾をとらえる(そのあと外に放す)のは非常にうまかったのに,蝶々をつかまえるのは非常に不得手であった(すぐ死んでしまうのでつかまえようとも思わなかったが)。しばらく一生懸命蝶を追ってみます。

ちなみに初音ミクが歌うとこうなるらしい。よく雰囲気つかんでいると思う。