読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

シフト切り替え

勉強

日本語の会話の中で突然外国語が出てくるとか,つまるところ「頭が外国語モードになってない時」に突如聴く外国語は本当にわかりませんよね。学者の会話の中なんかはまぁ典型的な例として,案外困るのがピアノのレッスンである。私が弾いている横で先生が指示を出すとき「そこからうなこるだ」などと言われると,……(弾きながら)うなこるだ??……ウナコルダ……ああ,una corda(弱音ペダルを踏め)!!と正しく変換されるまでに3秒くらいかかり,当然ながら弱音ペダルを踏むべきタイミングは逸している。これがイタリア語の楽語ならまだいい方で,シューマンを弾いている時などは「はいここからのっほしゅねらー!!」「などと先生が言うのをnoch schneller(さらに速く)とドイツ語に変換するのにこれまた時間がかかった覚えがある。
今日はIELTSレッスンだったのだが,英会話で何が困るって,これと似たような感じで「カタカナ表記で覚えている単語がネイティブ発音で言われた時に聞きとれない」ですね。ものすごく初歩的だけど。別にネイティブと話すのが初めてであるわけでもないが,これはもう困りっぱなしである。そういえばダブリンで先生とお話した時も,Peter O'Learyという研究者のことが話題に上った時,私はもちろん「ピーター・オリアリ」だと思っているのに,ネイティブの口から出ると思いもよらぬ発音だったので全然知らない研究者だと思い,「その名前は聞いたことがない」と答えたことがあった。「うそよ絶対知ってるわよ」と先生が棚から彼の主著を出して,初めてそれと知れたのであった。地味だが心配な点である。
ところで今日私がアドバイスを受けたこと。スピーキングではストレス(強勢)をつけろと。「家電の導入がもたらしたネガティブな効果は」という質問文に対して,'By introducing houseworking machines, we have more time than before. But do we really utilize the time? No, I don't think so. 'と答えたのでした。この答え自体は問題ないと言われたのだが,問題は私がこれを淡々としゃべったことにあった。せっかく「問答」調の答えをしているのだから,もっと(口調にも顔にも)表情をつけろと。つまりこんな感じです。

But..(斜め45度を見上げる)..(眉間に皺を寄せて)do we really utilize the time?
....(この前にHmmも付いていたような)NO, (手を広げて)I DON'T think so.

しかし……これ私がやるんだ。恥ずかし。これももしかしたら,日本人が結構真面目に困ることではないでしょうか。つまり,向こうの人がやるような大仰な身振り手振り&文強勢がなかなか自然にできない,と。私もです。困ったわ。予想はしていたがやっぱり,スピーキングは険しい道のりになりそうです。