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目薬をこわがる妹のためにプラネタリウムに放て鳥たち

余暇


夕方,ともちゃんと六本木ヒルズの蜘蛛で待ち合わせて,今週末まで開催中のスカイプラネタリウムIIへ。夕方といっても18時半くらいの待ち合わせで,展望台に上った頃にはもう19時になっていたのだが,この季節はこの時間がベストである気がする。ちょうど日が陰り始めたころで,明るい景色から夕景へと移り変わる美しい東京を眼下におさめることができました。富士山も見えた!
内容はほとんど前回と同じ。今回の「Tokyo starry night」は投影だけで,東京の簡単なジオラマは設置されていなかったのが残念。前回は『進撃の巨人』気分を味わえたのだが。地球から出発して「宇宙の果て」まで行って帰ってくるという「宇宙の旅」上映とも今回再会することができ,前回と同じく天の川銀河を超えるところでひそかに興奮していたのだが(オールトの雲なんてもう堪えられないものがあります),上映が終わってからともちゃんが一言「宇宙の『果て』って,あるの?」。うっ。いやほらそれは便宜的にそう呼び習わしているだけであって,うー,なんだろうね,そうだよね。頭のいい人と来るとこれだから。
最後の部屋では今回も「メガスター」が上映されていたのだが,部屋が明るくなると,☆の形の紙に願い事を書いたものが壁一面に貼られていた。寺社で絵馬を読みふける悪趣味なわたしである。見ないわけがない。折も折,やはり「被災地の人たちが元通りの生活に戻れますように」というような願い事が多かった。とても心を動かされたのだが,それ以上に心を動かされたのは以下のようなものであった。

万馬券

いわゆる「我欲」と煩悩にまみれているのはいいとして,「当たりますように」とも「お願いします」とも何も書いていない。神をも畏れぬ不届きな態度。気に入りました。

2.5点とれますように

子どもの字。「2.5点」というのがなんのことかお姉さんはわからないけれど,でもそこまで高い目標とも思われないのだが。それとも,もしかしてIELTSですか?同志ですか?でもそれだったら「2.5点上がりますように」ですよね。うーん。

L1クラスに戻れますように

またしても子どもの字。せ,切実!!「これ,四谷大塚じゃないかな」とともちゃんの予想。「L1クラス」という目標もさることながら,「戻る」という目標がまた切ない。
会場を出てすぐのグッズコーナーにはプリクラほどのスペースで「ホームスター上映スペース」があった。カップルばかりが入っていた。わたしたちも入ろうかと思ったのに,彼らはなかなか出てこないのである。「ちょっと覗いてみる?」「……いや,やめとこうよ,のっぴきならない感じだったら困るし」「……そうだね」大人の女性の判断力をもって,危険な試みはしないことにした。


プラネタリウムから出てくると,夕景が夜景に移り変わるところであった。調子に乗ってバーにまで(わたしのは手前のやたらめでたいノンアルコールカクテル)。しかしこれほどの夜景を目にしながらチャージ料もいらず,飲み物代だけだなんて大変素敵である。