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爪を磨き眉を整え月を待つ ひとなど待ってはいない顔して

余暇

今日も10時半くらいから図書館入りして,19時頃,やっと,やっと,史料収集が終わりました。近現代史をやっている以上,史料の「制約」はむしろ「多すぎて扱いきれない」ことにあるのですが,それにしたって4日間座りづめでやっと手に負える量だとは。しかし教訓もできた。12リールなら4日間座ればなんとかなる。ゆっくりやれば5〜6日間くらいかしら。今後史料調査をするときの指標にしよう。

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なんといっても四桁枚もの史料(しかも見開きのページが多いので,ページ数換算だと五桁かも)を得ることができたのは何よりの収穫であります。とにかくダウンロードを優先したのであまりじっくりと見られてはいないが,まさにわたしが欲していた記述も多く見えていた。
刊が新しくなればなるほど,風刺画やら時事ネタも入ってきて読むのが面白そう(しかしアイルランド語の比率が高くなってもいる……)。日本や中国の風刺画も取り上げられていたりして驚いた。夏休みはこの史料の山をこねくりまわして,また去年ダブリンでUi Collatain先生にいただいたお宝CD-ROMと付き合わせて,博論について夢想するのが何より楽しみです。投稿論文についても考えないとー♪

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5日間も札幌にいたというのに(まだ辛うじて4日目だが),札幌らしいことをひとつもせずに朝から晩までマイクロの前に座りっぱなし。途中でお昼を食べたのは昨日のみ。それも昨日はお昼を食べたせいで眠くなるという失態を犯した。史料調査の際には鞄にチョコレートをしのばせておくという小技を見出した(そうすればちょっとした隙間で口にでき,即座にエネルギーになるから)。目も腰も痛い。楽しみといえばホテルの部屋に戻って穂村弘を読むことだけ。途中から,もう近現代アイルランドなどどうでもよくなった。史料なぞしばらく見たくもないわ!

どちらも本音です。
さて,夜はささやかな打ち上げをすべく,ひとりですすきのへ繰り出しました。
まずは美容師さんに勧められたお店「磯金」へ。大好物のつぶ貝のお造り。この他に,ホットペッパーのクーポンでもらえるほたてのお造り(って得ですよね),旬だと教わったときしらずの塩焼きとアスパラの天ぷら(涙が出るほどおいしかった),それに人気が高いらしいカニクリームコロッケをいただきました。しかし居酒屋でカウンターでひとり飲食って,ダブリン以来である気がする。研究者に必要な素質かもしれません,ひとり飲みを恐れないこと。もっとも「恐れない」とか言っている割には,ビールに続いて「なまら超辛」までいただいたのだが。

お店を出て,酔いざましにタワーまで歩いてみる。最近読んだ短歌の「棘のごとく火照る東京タワー」という言葉*1を思い出すも,わたしは東京タワーに素直に感激した覚えしかない。まして地方都市のタワーであれば,ますます温かみを帯びて見える。少なくとも「棘のごとく火照」っては見えない。しかしこれが,歌人の感性というやつなのでしょうね。
  
ひとりで2軒目,「デセールバー 椿」へ。いきなりいかにもなバーに行くのは敷居が高いので,女性率が高そうなバーを選んでみた。
ひとりなのでカウンター席だったのだが,バーテンダーが常駐しておらず,おかげで心おきなく楽しむことができた。しかし奥から思いっきり新人さんを研修する声が聞こえてくるのには閉口した。「おすすめは?と聞かれて答えるものは3つある。1つは,売りたいもの。2つめは,よく出ているもの。3つめは,自分が好きなもの。このうちのどれかを答えられるように」「はいっ」そして奥のボックス席からはガールズトーク。「もう今,わたしすがりついちゃってるから」「えーもっと他にもいるよー」「うん,わかってる,わかってるんだけど今はダメだよね」大人のたしなみがこんなに誘惑の多いものだとは。
そしてこちらの名物,アイスオンザリキュール。アイスに12種類のリキュールをかけて食べるという新感覚スイーツです。リキュールとはいってもいろいろあって,ウイスキーやラム酒から,果ては「アイスにかける醤油」まで。まぁでも結論からいくと,わたしはチョコレートシロップとメープルシロップ,ウイスキーとラム酒がいちばんおいしいと思った(ごく普通の味覚の持ち主)。

*1:「むしあつき夜の底ひにぬけぬ棘のごとく火照る東京タワー」(高橋みよ江)