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太陽の塔

読書

太陽の塔

太陽の塔

この前読んだ『ラブ・ケミストリー』があまりにも優等生のお話だったので,やはりダメ大学生が恋しくなり,森見に手を出してしまった。これ,まだ読んでませんでした。

何かしらの点で,彼らは根本的に間違っている。
なぜなら,私が間違っているはずがないからだ。
(『太陽の塔』冒頭)

これですよこれ。世間が求めている大学生の姿。しかも一般的にみるとスーパーエリートであるところの。相変わらず森見,パンチが効いている。

だが,農学部では有機化学が必修科目だ。このままではダメ大学生になってしまう。
苦手意識を払拭するには,一から学び直すしかない,と僕は結論を出した。
三年生になってすぐ,大学の中央にどどんと聳える総合図書館に赴いた。
(『ラブ・ケミストリー』112頁)

『ラブ・ケミストリー』の世界ではこれですもん。ちょっとこれでは共感を得にくいのではないか。