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この秋冬はトロイカで決まり!

ピアノ

昨日の余韻でぼんやりしてしまっている。泣きすぎて目が腫れて久しぶりに一重まぶたである。そんなときは無理に前へ進まなくてもいいから,立ち止まっているとしても後ろさえ振り返らなければいいのである。というのがわたしの信条なのですが,今日はとりあえず次なる課題の楽譜を入手してみました。近ごろはネットで簡単にダウンロードできてしまうから便利である。もっとも版の問題などあるので,いくつか見比べてみる必要があるが。

とりあえずはこれ,チャイコフスキー『四季』より「11月:トロイカ」です。月を見てピンと来たあなたは鋭い。駒場祭にでも出そうかなと思っています。そのときは「12月:クリスマス」も付ける可能性濃厚。それらと並行してラフマニノフ前奏曲Op.32-12を練習し,こちらは1月演奏会に出そうと思っています(もしかしたら11も付けるかも)。その頃はまだ日本にいると思うので。本業の方でやらなければならないことも多いし,演奏会は抑えめにしようかと思ったこともあったのだが,少しでも濃い20代を過ごしたいので,やっぱりできるだけ出ることにします。小品だからまだ気が楽。ロシアもので「愁い」を身につけたいと思います。
トロイカはみなさまご存知の通り,ロシアの三頭立ての馬橇のことです。それはいいとして,ラフマニノフの方。わたしは全然知らなかったのだが,どうもピティナのピアノ曲事典によると,「雪でおおわれた大地をソリが鈴を鳴らしながら走る様子を表している」曲であるらしい。期せずしてなのかどうか,駒場祭・1演と,トロイカ2部作になってしまった。ロシア人にとってトロイカはそんなに身近なのか。そしてわたしはトロイカを駆っていったいどこへ行こうとしているのか。これはやはり,人智を超えた力によってシベリアを横断させられているような気がする。みんな,留学してもわたしのことを忘れないで!
譜読みをしていたら自然に楽しくなってきた。やっぱりね。勉強や研究のスランプが勉強や研究によってしか克服されないように,失恋が新しい恋によってしか塗り替えられないように,ピアノのトラウマもピアノによってしか克服され得ないのです。対策が(ほぼ)ひとつしかないというのは,場合によっては楽なことである。新しい恋だけは,しようと思ってできるもんでもないですからね。