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帰った!

余暇

郵便物を止める,というシステムを初めて利用してみる。とてもとても大切なものが不在中に家に届く可能性はほとんどない(と思う)。家事手伝いとピアノの譜読みと歴史研究に邁進します。なんか,このように並べてみると,「歴史研究」の響きがいかに趣味っぽいことか。どう見ても戦国武将を調べて悦に入っている風である。
しかし歴史学,とりわけ西洋史学研究者としては,最近の欧州情勢からはますます目を離すことができません。ノルウェーのテロとロンドン暴動。特に前者。近年稀に見るインスピレーションの宝庫だと直感したわたくしは,さっそくアンネシュ・ブレイビクによる1500ページ強の『2083年 欧州独立宣言』をネットで探し出して拾い読みしていたりします。「なぜ『あの』ノルウェーでテロが」などと日本ではショックが大きかったが,移民問題が本当に原因なのだとしたらヨーロッパのどこの国で起こってもおかしくないし,センセーショナルに引用されていたFacebook上でのブレイビクの発言(「信念を持った1人の人間はそれを持たない数千人に匹敵する」みたいなやつ)にしたって,いいとこラスコーリニコフの亜々々々々々流みたいなもので全然オリジナリティも何もないのだが,ひとつ注目に値する点があるとすれば,ブレイビクの目標が「ノルウェーの」独立ではなくて「ヨーロッパの」独立であるということでしょうか(でもまぁ,これにも「オリジナリティ」はないと思うが)。少なくともわたしの研究のヒントになりそうではあるので,ちょっと詳しく見てみようと思っている。
それにしても頭の煮えた人のやることというのは想像を絶していますね,当たり前だが。数十人殺したのもさることながら,1500ページって。そんな原稿をいきなり持ち込んで許されるのは,わたしの知る限り京極夏彦マルセル・プルーストくらいである。リーダー・フレンドリーなど最初からぶっ飛んでいるのもさることながら,執筆開始から時間が経ちすぎているために,日本の指導者が麻生太郎のままだとか。残念ながらデータが古いというのは公的文書として致命的ですよね,まず。冗長にならず,あくまで読者の視点に立って書く,論文を書く上でも大事なことですね。

バクマン。 1 (ジャンプコミックス)

バクマン。 1 (ジャンプコミックス)

全然話は違いますが,面白いです。実はジャンプの漫画を読むのは初めてかもしれない。