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読書感想文コンクール

余暇

読書感想文コンクールの課題図書リストのあらすじから,わたしだったらこれを選ぶというものを挙げてみる。

小学校低学年の部

「プリン,ホットケーキ,ショートケーキ,アイスクリーム,これらの上で縄跳びする」……奇想天外!!基本的に,学年が上がるのに比例して課題図書の教育的メッセージ性が強くなる(つまり,胡散臭くなる)ので,ファンタスティックな作品は小学校低学年の部に多く見受けられます。

小学校中・高学年の部:該当なし

この2つの部は課題図書の選定が安直すぎる気がしたので,わたしであれば課題図書でない本を勝手に持ち出します。

でも小学校高学年の部のこの本なら,いいかもしれない。

中学校の部

即決。たぶんこれ選んで,「努力することの素晴らしさ」みたいに安易な解釈だけで書く人が圧倒的多数だと思います。そこにいかに独自性を付与できるかがポイントになるかと思われます。
それにしてもこの部,山崎直子さんの『夢をつなぐ』なんて選んでいる。小学校中学年の部の『ホスピタルクラウン・Kちゃんが行く』もそうだが,そういうのは勝手に読んで勝手に感動すべきもので,課題の感想文を書くようなものではないですよ。安っぽい感想文が量産されることが目に見えている。まったく,なんでこういうのが毎年リストアップされるのかと思う。怠慢にすら思えるわ。

高等学校の部

わたしであれば『野川』で書きますが,『照明デザインの仕事』は純粋に興味がある。ベストセラーのドキュメンタリー作品を安易に課題図書とすることの愚について弾劾しておきながら何だが。しかし『ホスピタルクラウン』『夢をつなぐ』の2作とは,やはり少し毛色が違うように思われます。たぶんこの2作についても,「努力は報われる」「夢を追いかけることの素晴らしさ」みたいな,安い青春ものみたいな感想文に終始しないことがポイントになるであろうと思います。
以上,つまるところ「できるだけ書きにくそうなもの」で選ぶというのがわたしの方針です。
読書感想文という課題について賛否両論あるかとは思うが,自分の文章が公的な評価を受けるなんていうのはやはりまたとない機会です。しかも実は内容でそこまで差がつくわけではない気がする。あれ,問われているのは構成力が主であるような。2000字以内でいかに緩急をつけ,読み手を引き付けておけるかが力の見せ所になるかと存じます。全国の小中高生のみなさまがんばって。