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ゲーリック・フットボール未遂

余暇

何度も書くが今は学校のアイルランド週間中につき,その関連イベントが多く行われているのだが,今日は学校のピッチでゲーリック・フットボールの試合が行われるということだった。何を隠そう,私はアイルランド文化復興運動をテーマに研究していながら,ゲーリック・ゲームを実際に観戦したことがない。これは絶好のチャンスではないか。しかもプロの試合を観に行くのでは得られないメリットもある。写真が撮れること,そして贔屓のチームをちゃんと設定できることである(我らがTCD対UCD。そりゃ,TCDを応援するでしょう)。しかしこのところ神の怒りにふれたかと思うほどの荒天続きで,何もなければ,いや何かあってもできるだけ外出したくない。仕事と思ってしぶしぶながら行くことにした。「しぶしぶながら」とはいえ,せっかく観るのならばせめてルールくらい知っておきたい。そう思って「ゲーリック・フットボール ルール」で検索してみると,出た(ジャパンGAA*1ニコタマで練習しているようなので,ご興味おありの方はぜひご覧になってください)。手を動かしながらこちらをぶつぶつ音読し,だいたいのルールを頭に入れた後は,ちゃんと「いい」写真を撮ろうと思って(今更ながら)一眼レフの説明書に付箋まで貼りながら一通り目を通した。そうこうしているうちに結構ルンルンしてきて,バッテリーもSDカードもばっちりチェックし,さらには望遠レンズまで鞄に突っ込んで出かけたのである。
しかし会場と言われていたBotany Bayという場所に来てみると,……ちっちゃ。なにこれ。隣にはテニスコート。というかテニスコートと同じ広さ。しかも確か,「各チームは15人」じゃなかったっけ。どう数えても,いちにさんしご,5人ずつくらいしかいないのだが。これではまるで,……フットサルである。そう思いながら見ているとますますフットサルに思えてならない。まずゴールがフットサルである。さらにボールを足だけで扱っている(ゲーリック・フットボールは手も使ってよい)。いや,やはりフットサルなのでは。会場を間違えたのかもと思い,ラグビー場の方にも行ってみたが,何も行われていない。これは,いったい,どういうこと?
こちらに来てからというもの,こうした類の拍子抜けをもう数えきれないほど経験したが,今回もやはりそうだった。やはり今度,きちんとお金を払ってから観に行ったほうがいいかもしれない。しかしお金を払っても裏切られることもある。もう何も信用できない。
帰ったら,最近ひさしぶりにメールで連絡を取った人からお返事が来ていた。連絡をくれてとてもうれしいと書いてあった。私の方こそ,とてもうれしい。

*1:Gaelic Athletic Association,19世紀末にクレア州出身の元教師マイケル・キューザックによって設立された団体です。以前にも書いたことがあるだろうけど念のため。