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ブラームスはお好き

音楽

シューマンの練習にも飽きてきたし,静かで何だったらちょっと内省的だったりするような感じの小曲を弾いてみたい気分だったので,ブラームスのOp.118-2に手を出してみている。考えてみれば,作品番号で曲を覚えているのってこれくらいかもしれない。
ブラームス,今まで弾いたことがあるのは2,3曲だし,曲によって思い起こされるような思い出があったりするわけでもないし(あ,みなとみらいの演奏会には出たか,ラプソディ1番で),その2,3曲にもものすごく長く取り組んだりしたわけでもないし,要は私のピアノ人生においては1ページどころか数行くらいしか登場しないのだが,弾いてみるとなんだか,ああこの作曲家はなんというか,私にとってやっぱり特別というか,大切だなぁと思った。数曲しか弾いたことがない作曲家について大切と思えるのは,我ながら不思議ではある。でもやっぱり大切なのである。ピアニストがよく,曲との出会いを人との出会いになぞらえるけれど,その気持ちがなんとなくわかった気がした。

ブラームスはお好き (新潮文庫)

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こじつけですが。私にとっての初サガンは『悲しみよこんにちは』ではなくこちらでした。小娘であるうちに女が必ず読むべき作家であろうと思い,実家の妹の目につくところに置いてきました。