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今更

勉強

史料を読んでいたら通貨単位としてよく「d」に遭遇する。「£」はポンドでしょ,「s」はシリングでしょ,「d」ってなんだよ。その下はペンスしかないはずでしょ。「1d」ってなんだ。今世界中のティーンを熱狂させているone directionか。と思って調べてみると,これは古代ギリシア時代の「デナリウス」から来ているらしい。しかしながら指すものはペンス。おおおー,と感心するのも束の間,すぐに怒りが込み上げてくる。だったら最初から「p」と書いてほしい。それともポンドとの混同を避けてのことであろうか。きっとそうだろう。
そして通貨単位とともに必ず調べなければならないのは,「現在でいうところの何ポンド」とか「オフィスワーカーの収入は当時月いくら」とか,そういう現在の標準に照らし合わせての価値なのだが,……昔計算したのを忘れた。したがって「利用者には月1ペンスの課金をして」と言われても当時の人たちにとって1ペンスがどんなもんなのかよくわからない。もちろん安いのは安いのだが。
さて,本日のような日記は無論記録として私自身にはとても意義のあるものであるが,果たしてこれを読んでくれる友人たちにとって面白いのだろうか?実を言うとこの日記をまた書き始めたのは,「Facebookに参加してみたら,友人があれを買っただのこれを食べただの,まぁどうでもいい情報ばかり」「昔読んでいた『舞姫』をもう一度読みたい」とのリクエストをいただいたからなのだが。何度も断ったがもう一度断っておくと,もはや今の私の生活に昔の精彩(それだって大したことはなかったが)はありませぬよ。少なくとも帰国するまで,毎日がこんな感じですよ。いきなりセレブリティな生活を自慢する日記になったりしたら,その時はみなさま,一度ご連絡をよろしくお願いします。いや,切実に。その時こそ私はノイローゼにかかっている危険がある。