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どうかどうか私を

日本に送ったPCが紛失したらしい。

今朝連絡があって判明した。正確に言うと,「段ボールが届いたが,中は空だった」とのことである。私が同梱した書類だけは入っていたらしいので,配送ミスの可能性も薄いらしい。いきなり「○○さまにお伝えしなければならないことがあります」と言われたので,修理代金がものすごく高くなるとかなのかと覚悟したのだが,現実はそれをはるかに超越していた。思わず「ひぇっ」と上ずった声が出た。

それにしてもこのケース,サポートセンターとしても初めての経験であるらしく(それはそうだろうと思う),私に電話をくださった人の方が狼狽えていたようだったので,むしろこちらが落ち着いた。今輸送ルートにすべて問い合わせてくれているらしい。届いて中の異常に気づいてすぐ動いてくださったとのこと。対応がとても迅速かつ親切なことがせめてもの救いである。

普通に考えて盗まれたんじゃないかと思うのだが,サポートセンターの方は「でもそれだとしたら箱ごと盗るだろうし」とおっしゃる。税関でどうにかなっている可能性の方が高いんじゃないかということ。でも,税関でパソコン置き忘れるなんてことがあるだろうか?いずれにせよ事情が込み入っていてよくわからない。今回のことでほかに救いがあるとすれば,運送業者などがすべて指定されたものであり,出荷するにも集荷を呼ぶという徹底ぶりだったので,少なくとも私の非ではないことがはっきりしていることと,万が一の場合は新品と交換という補償もしてもらえるということである。データもほとんどこちらにあったので,博論の執筆にも特に支障はない。文系の研究なんて,最悪の場合でも記憶からほぼすべて再構築できる(時間が迫っている場合を除き)。

新品と交換はうれしいかもしれないが,やっぱり現物に戻ってきてほしい。留学から1年と9か月,苦楽をともにしてきたことでもあることだし,なによりこんな経験があったら,私はトラウマによって二度と国際郵便のやりとりができなくなってしまう。サポートセンターが輸送ルートに確認をとってくれているのはとてもありがたい。私がやらなければならなかったとしたら,きっと話が通じない上にけんもほろろな対応をされ,発狂していたことだろう。無事に戻ってくることを祈るばかり。

今日はそんなショックなことがありつつも,ひなまつりということで(?)ハウスメイトがラザニアを作ってくれ,ワインとともにいただいた。あとなんか,昔からそうなのだが,大ショックなことがあって頭が真っ白になると,私はむしろ勉強やら研究やらを張り切りだすらしい。謎に包まれた言動ではあるが。今日もいきなり指導教官に「先日の学会報告の発表原稿は書き直せば投稿論文になりうるか」という旨をメールで尋ねたりした。サポートセンターから電話を受けた直後のことである。