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Expect the Unexpected

後輩から「D1になりました(!)○○です」というメールをいただいて俄かにファンタスティック胸キュンが止まらない私です。「(!)」って!「(!)」って!普段,おそらくは僻みから女の子を可愛いと思うことがあまりなく(こうして性格の悪さが露呈する),したがって女性アイドルにもまったくと言っていいほど興味がないのだが,彼女だけは見た目も超がつくほど好みである上に,Facebook上の発言といいメールといい,いちいち言うことが可愛いのでいちいち私を悶えさせてくる。彼女がFacebookのプロフィール写真に選定した画像が大層可愛らしく,思わずコメントを付けてしまったのは最近の私の恥ずべき記憶であるが,今回はメールであるのでまさに飛んで火にいる夏の虫,どのようにしてやろうかと今からワクワクが止まらない。

冒頭から変質者発言を書き連ねてしまったので,私を個人的にご存知の方々はさぞかし心配してくださっていることと想像するが(むしろ心配してくださらないと困る),大丈夫です。今日も私は西欧の果てで,遠くジャニーズに想いを馳せながら,元気に執筆に頭を抱えています。それにしても博士論文というのは,修士論文もそうだが,各章をバラバラに書き進めることになる。これらの章自体独立した一本の論文にもなりうるが,やはり学位論文のようにまとまったものの場合は第一に「本論」であるので,これらの中に先行研究についての言及をどの程度含めてよいのかいつも迷う。まぁ,どうせ最後に一本にまとめるのだし,と思って思いつくまま書いている。

さて本日も『キス・キス』から一編読んだ。基本的に順番に読んでいるので,今日は"The Way Up to Heaven"。ニューヨークの豪邸に住む老夫婦,フォスター夫妻の物語。フォスター夫人は乗り物の出発時間に遅れることに極端に神経質であり,フォスター氏はいつもちょっとした意地悪で出発間際に夫人を5分ほど待たせて夫人をやきもきさせる。個人的な読後感としては,この物語の方が昨日の"William and Mary"よりも読んでいて楽しかったように思う。今回も最後1ページで物語はものすごく加速するのだが,それまで全くそんな気配を見せず,あれ,もしかして微笑ましい老夫婦のやりとりで終わるのでは,と思わせてしまうところが秀逸(私も思ってしまった)。まぁ,結末はなんとなく予測できるのだが。しかし同じブラックユーモアといっても,引っ張って引っ張って最後ブラックな落ちをつけるこの感じ,何かに似ている,何かに似ていると思っていたら,ようやく今日わかった。

キス・キス (異色作家短編集)

キス・キス (異色作家短編集)

 

 早川書房から出ている日本語訳版,解説が阿刀田高らしい。そう,そう,そう,そう,阿刀田だ。星新一というより阿刀田だ。検索してみるとロアルド・ダールと阿刀田の共通点を指摘する声は結構多く,不勉強を恥じた。ロアルド・ダール,今まで児童文学者の印象しかなかったのだ。でも確かに,考えてみれば,児童文学者としても結構ブラックな作品が多い。

魔女がいっぱい (ロアルド・ダールコレクション 13)

魔女がいっぱい (ロアルド・ダールコレクション 13)

  • 作者: ロアルドダール,クェンティンブレイク,Roald Dahl,Quentin Blake,清水達也,鶴見敏
  • 出版社/メーカー: 評論社
  • 発売日: 2006/02
  • メディア: 単行本
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 ダールと言えば『チョコレート工場の秘密』が代表作になるのだろうが,マイベストはこれ,『魔女がいっぱい』。ハッピーエンドといえばハッピーエンドなのだが,なんかうすら後味が悪い。よろしければみなさまぜひ。