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そうさこのし・あ・わ・せを

学会が終わって翌日なので今日は休もうと思っていたが,学会後の向学心が湧き上がってきたため,やっぱり休みを返上して国立図書館へ行ってきた。Katharine Tynanの読書傾向について調べることを主目的にしたが,当たりをつけたメモワールがどれも大ヒットで,小さくガッツポーズを繰り返していた。前々から思っているのだが,図書館や文書館ほど利用者が内心で叫びまくっている所もないと思うのに,こういうところに限って静かにしなければならない。せめて声は出さないから,有益な情報を見つけたらその場にいる利用者有志とハイタッチするか,もしくはウィニングランくらいは許してほしいものである。いや,しかしたとえば自分が煮詰まっているときにハイタッチを求められたりしたらどうであろう。きっと私は指の間に画鋲を仕込むであろう。なのでやっぱり,図書館および文書館では喜びも悲しみも静かに静かに噛みしめることといたします。

それにしてもTynan,あんた何冊書くのというくらいメモワール書きまくっている。ひとりの人生に4冊ものメモワールが,果たして必要だろうか?彼女だしこの時代だからこそ必要だったとは思うが。女性がメモワールを書くことにせよ読むことにせよ(先週やった血のにじむような作業の中で結構出てきた),面白い事象であることに間違いないと思うので,ちょっと論文とか調べてみよう。あと卒論でパーネルのことをやっていた時二次文献を漁っていた限りでは特に史料として見かけた覚えはないのだが,彼女は家族ぐるみで熱心なパーネル派であり,パーネル失脚のこともかなりメモワールに書き綴っている。これ,パーネルにとても近いわけではない,しかも女性が書いたものとして,とてもいい史料だと思うのだが。誰もやってないなら私やろうかな。しかしパーネルから離れてかれこれもう6年近く(!)になるので,大層なことは言えません。

Empire in British Girls' Literature and Culture: Imperial Girls, 1880-1915 (Critical Approaches to Children's Literature)

Empire in British Girls' Literature and Culture: Imperial Girls, 1880-1915 (Critical Approaches to Children's Literature)

 

今日は1冊文献を買いました。借りては散々延長して返し,また借りては散々延長して返し,もちろん昨日までの学会でもお世話になり,などなどを繰り返しているのでいい加減買おうと思って買ったのだが,お値段なんと70ユーロであった。

ほぼ1万円!!!!!

しばらく放心状態に陥ったが,科研費の助けも何もなくこんなに高い文献を買ったのは,学振を辞退して以来初めてかもしれない。そう考えるとなんだかいっぱしの苦学生っぽい気もする。しかし放心状態の中でウォークマンから能天気に流れてきたのが『キ・ス・ウ・マ・イ』だった時の憤りといったらなかった。チュッチュッチュッチュッチュチュッチュッチュッチュッチュキッスッマーイキッスッマーイキッスッマーイキッスッマーイ。ええいやかましいわ!