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空に届くよ摩天楼

いよいよ明日からベルファストで学会なので,原稿やPPTを修正したり読み上げ練習をしたりなどしてせわしなく過ごしている。ほぼ同内容の発表が続いた前回までと異なり,今回の発表はまったくの初披露なので,英語を噛むことこの上ない。ただでさえ早口でそのうえ滑舌の悪い私にとって,英語という明瞭な響きの言語は思ったより難しい。ちなみに初披露といえば,私が発表しているそのころ,舞祭組もミュージックステーションで新曲『てぃーてぃーてぃーてれっててれてぃてぃてぃ~だれのケツ~』を初披露しているはずである。時差的に考えてもそのころのはず。自担と同じ時間に同じことをし同じ緊張感と高揚感を味わう,ジャニオタにとってこれほどの名誉があるだろうか。

今回の学会アイルランド史においては長らく看過されてきたと思われる都市史*1の側面に着目したものである。特にダブリンはイギリス第二の都市*2だった時期も長いのに,イギリス諸都市と比べて明らかに研究が少ない*3。ロンドンは言わずもがなだが,マンチェスタとかノリッジとか,イギリス諸都市はどこをとっても都市史がしっかりと成り立つのに。対してベルファストを含むアルスター地方は,これはアルスター・カスタム*4の重要性を受けてのことだと思うが,かなり偏重的に都市史が成り立っている。これは私も長々疑問に思っていたことだったので,明日からの学会は自分の発表の機会としてだけでなく,学習の機会としても大いに楽しみである。そして私自身が都市史にかなり憧れを抱いていたので,都市史をテーマとする学会で発表できるというのは本当に喜ばしいことである。ただ,研究の進捗の結果,発表では「もっと『都市文化』としてのアイルランド文化復興の側面に注目しようぜ」くらいしか言えないと思うので,胸を張って自分が都市史研究家であると言えるのはもう少し先になりそうである。

それにしても原稿もPPTも,直せば直すほどまた新たな問題が見つかり,このままだと終わりがなさそうである。原稿は印刷して持っていくが,明日1日もあれば当然それにも手が加わるだろう。もういっそのこと,最終的な原稿はiPadにでも突っ込んでそれをスクロールしながら読み上げようかしらと思う。なんていけすかない発表者。でも何と言ってもテーマはUrban spacesなわけだし,発表者自らアーバンでポッシュを気取っても怒られはしないだろう。もっとも,私はそんな発表者嫌いだが。

*1:「としし」が一発で変換できず候補に「トシし」などが上がったのは,どう考えても最近私がこのパソコンで「トシくん」と連打しているからだと思われる

*2:ああもうまた「トシ」になる……トシくん♡

*3:ただ,その少ない中でも私の指導教官のひとりであるDr. David Dicksonはダブリン史の第一人者である。

*4:農業が主たる産業であるアイルランドでアルスター(特にベルファスト)だけが工業都市であり,その結果アルスターが飢饉の影響も受けず偏重的に発展したこと。万が一ご興味おありの方がいらっしゃいましたら,K. T. Hoppenとか読んでご覧になるといいと思います。