読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

What we're here for

そういえばこっちに戻っていることがあまり多くの人にお伝えできていなかったようで,最近連絡を受けるとだいたい「もうダブリンにいるんだっけ?」という一言から始まっていることが多い(日英ともに)。大変,大変,失礼をいたしました。急いでFacebookに報告を載せました。楽しい楽しい写真とともに。

そうするとエディンバラにいらっしゃる先輩からすぐにコメントをいただいたので,しばらくコメント欄でお話させていただいたのだが,なかなかどこも指導教官の指導スタイルというのはそれぞれなのだなと再確認させられた。私が今投稿論文の執筆に取り組んでいるというと,その方はびっくりしたご様子で,自分の指導教官はそういうことをあまりよしとしないようだ,博論執筆中は博論に集中しなさいというのが方針のようだ,とのこと。こう書いてしまうとなんだか横暴なようだが,たぶんこういう指導方針が,特に対留学生では主流のやり方かもしれない。よくよく考えてみれば,日本人留学生で在学中に雑誌投稿をしたりTAをやったりとか,あまり聞かない気がする。

私の指導教官も,投稿論文には反対するかもと思いながら学会後におそるおそる相談してみた節はあったのだが,思った以上に快く,というよりむしろ「ぜひやれ」と背中を押すモードで応援してくれた(だから今大喜びで書いているのだが)。そういえばTAも「やってみたいのはやまやまだが,それによって博論が遅れるかもしれない」と相談したときに

I can't see why you shouldn't go for it - the varieties of accents etc will be a test, certainly, but testing ourselves is what we're here for!

というメールの返信を受け取ったのは心底励みになった。たぶん私の指導教官は博士課程の間は博士論文を書く以外にも与えられた様々な機会に挑戦すべきという考えなのだろうし,私自身が将来学生を指導するような立場になっても,こういうスタイルの指導をしたいと思っている。

なんだか指導教官自慢になってしまったが,留学生にとっていい指導教官とめぐり合えるかどうかは本当に命運を左右することであるため,私は本当に強運だったと思うことしきりである。ただしこんな風に感慨に浸っている暇はなくて,投稿論文の執筆も予定より大幅に遅れているし,一番の優先事項である博論はやはり停滞しているしで,アイルランドに戻ったからにはちゃんとこういうことをやらなければならないのである。日本の楽しい楽しい日々の写真など眺めている場合ではなく。