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近づくたびに闇の中へ

こちらに戻ってからしばらくは引きこもるという妙な習性がある。妙ではなくて,パラダイス日本からこちらに戻ってきた絶望,という至極きちんとした理由があるのだが,とにかくしばらくは誰とも会いたくないし(こちらに戻ってきてしまったという)現実を受け入れたくないし,で,ひどいときは一日一食とかになる。そうすると今回だいぶ痩せたのである。しかしそれが長く続くわけもなく,私も私で徐々に現実を受け入れられるようになってくるわけで,心機一転がんばろうとも思うようになり,そうすると食事がもとに戻り,そうなると,また太るのである。昨日今日で急激に太っている。何をしたわけでもないのだが,要するにリバウンドというやつなのだろう。留学を始めてからというもの,ずいぶん太りやすく痩せにくい体質になってしまった。日本にいるときよりよほど野菜中心の健康な食生活をしているのにである。またダイエットを始めるかと思うと,嫌悪感のあまりくらくらする。論文書いている間とか試験期間中に痩せる人が心底うらやましい。

で,そういう時に何に逃げ込むかというと,最近はもう,3つです。ジャニーズ,コーヒー,お香。以上。いや,最近というか,大学院に入ってからというものずっとじゃないか?嫌なことがあったらジャニーズ,コーヒー,お香。うれしいことがあってもジャニーズ,コーヒー,お香。何もなくてもジャニーズ,コーヒー,お香。要するにいつもじゃないか。おとといはそれにウィスキーまで付け足しまして,いやぁ,あんなに幸せだった時間はここしばらくなかった。これでシーシャまで届いてしまったら私はどうなるのだろうか。

ところでジャニーズといえば,宮田くんは相変わらずですが,ここしばらくJr.の半澤暁くんに耽溺していまして抜け出せそうにありません。 余がいかにして半澤担となりしか,についてはリンク先をご覧いただくとして,ご存知の通り,私は海外在住であり,いわゆる「燃料」は慢性的に不足しています。まして彼はJr.であり,メディア露出だって常にあるとは限らない。しかしこれこそが,ジャニーズを見る醍醐味なのです。ジャニーズの旨味はすべて,バックのJr.を発見する悦びに詰まっていると言っても過言ではない。そもそも余がいかにして本格的なジャニオタになりしか,それは20~21世紀転換期日本における「ジャニーズJr.黄金期」からなのである。出るかわからない歌番組にかじりつき,出たらその録画(当然VHS)を擦り切れるほど見た(もっとも両親は厳しかったのでそれほど多くは見られなかったが)あのころ。嵐のデビューから成長を見届け,デビュー後ではあるがキスマイを好きになり,まさかまたJr.に溺れることになろうとは思っていなかった。

最近は彼がバックについたステージの録画を中心に見ているのだが,とりわけSexy Zoneの『Ghost~君は幻~』(2014年7月2日『ザ少年倶楽部』)と『King & Queen & Joker』(2014年5月7日『ザ少年倶楽部』),すばらしい。特に前者はデータが擦り切れる(この表現は適切なのか)ほど見た。Jr.でもとびぬけた長身(185.5cmですってよみなさま)の半澤くんが上下黒でロング丈のトップスを着て踊る様はそれだけで惚れ惚れする*1。『KQJ』は半澤くん目当てで見たのだが,むしろセクゾのパフォーマンスにやられてしまった。グループを見ていてバックのJr.が気になり始めるというのはとてもよくある話だが,逆の体験は初めてなのでとても新鮮である。ジャニーズは本当に,沼である。いつも思い出すのが『沈黙』の一節である。「改訂版」で引用いたしますと,

「ジャニーズは沼地だ。やがてお前にもわかるだろうな。ジャニーズは考えていたより,もっと怖ろしい沼地だった。<後略>」

 ああ,返す返すもなっちゃんには申し訳ないことをした。彼女は今でこそ二階堂高嗣でとどまっているが,そのうちジャニーズWEST神山智洋くんとかに目をつけないとも限らない。そうなったらもう,あとは底なし沼である。そして都合の悪いことに,今や私たちは,大人なのである。大人なのにジャニーズが好きなことが問題なのではない。特に彼女は収入のある大人なのである。そして独身。つまり,時間とお金をいくら好きなものに注ぎ込んでも誰からも何も咎められない。ようこそ沼地へ。ようこそ,怖ろしい沼地へ。ああ,ちょっと明日あたり初めて教会で懺悔した方がいいかもしれない。あと,なっちゃんに神山くんの写真送ってみよう。

*1:残念ながらダンスはそこまでうまくないのだがそれがまたかわいらしい。