読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

ホロホロ鳥につかまって生きては帰れないんだから

朝ドキドキしながら目覚め,LINEが13件入っており,しかしそのうち1件たりとも「新春ジャニーズワールド」帝劇枠チケットの当選を告げるものはなかったことを確認した時の私の落胆はおそらく誰にもわかってもらえまい。「今日もうほんまに代引き来んの?」「今の時点で来とらんってことはもう来ん?」「ほんまに?」(泣きじゃくるのび太のスタンプ)としつこく確認するも結果は同じであった。

そのうえ昨夜はこんな要らぬ報告まで受けたのだった。舌かんで死んじゃいたいわ!

こういう時の犬の散歩当番はありがたい。肌を刺す寒さの中に犬を連れて出て,呆然としながら歩き,帰ってくるころには頭の整理がついていた。ジェシーに神宮寺勇太くんに岩橋玄樹くんと,Jr.の中でも抜群の動員力を誇るメンバーの出演がすでに発表され,今年はすさまじい競争だと聞く。あとは私と叔母のメール会員枠に願いを託すのみである。

 さて気を取り直して,今日はずっと前に買っておいたホロホロ鳥を調理したのである。*1このホロホロナイトは去年初めてホロホロ鳥を買ってみた時に始まる歴史の浅い祭りである。1羽はとても食べられないので,去年もハウスメイト3人(私含む)で分けたのだが,今年も同居人と2人で買った。ウズラは別の同居人が買ったもので,一緒に焼くためについでに下準備をしたのである。ジビエ料理は私の仕事よ。誰にも触れさせない。コルドンブルーで学びオテルリッツで修業した腕が鳴るわ。嘘です。

レシピは去年からこちらを参照している。去年,ホロホロ鳥なんて買ったはいいもののどうやって料理するんだろうと困り果てて検索したものだが,クックパッドの射程の広さにはいつも舌を巻く。*2そしてこの玉ねぎをベースにしたソースがまた絶品なのである。全体に塗りたくらなければならないため手から1日中ニンニク臭は消えないが,それもまたプロのシェフの勲章である。私はプロのシェフではありません。

「寝かせる」工程でどうしても覗きたくなるのは,あれも見るなのタブーの一種なのだろうか。しかもパン種を発酵させているわけでもなし,見たところで何が変わっているわけでもない。寝起きドッキリを仕掛けてみるも,ホロホロ鳥は顔色も買えずにすやすやと眠っていた。わざとらしく脱ぎ捨てられた下着も,使いかけのまま放置してあるリップクリームも,飲みかけのペットボトルもそこにはなかった。やれやれだぜ。

そして時間は経った。今日は毎年楽しみにしている地域のクリスマスツリーの点灯式であり,それを同居人とともに見に行こうと言っていたのだが,一番楽しみにしていた私が開始時刻を1時間間違えるという凡ミスをしたため,行ったときにはすでにツリーに煌々とイルミネーションが輝き,特設ステージはすでにほとんど片づけられていた。サンティー(サンタさん)に会うために化粧して髪巻いて香水までつけたのに!そういう悲劇に肩を落として帰宅し,ホロホロ鳥をオーブンへ。

f:id:Mephistopheles:20141207174804j:plain

そして完成したのがこちら。バゲット,そして青梗菜の胡麻和えとともにおいしくいただきました。しかしやはり漬け込みが甘かっただろうか,去年よりちょっとパサパサしていた気もする。ジビエを調理して2年にもなるのに痛恨の極みである。やはりコルドンブルーに入学しそのあとリッツで修業してくる。3人でホロホロ鳥とウズラを分け合い赤ワインを飲みながら話していたら,あっという間に夜中の2時まで話し込んでいた。

なお,「ホロホロ鳥」の名前から何かを連想するのだけどその何かが思い出せないという方,それはおそらく,村上春樹の短編「とんがり焼の盛衰」に出てくるとんがり鴉ではないでしょうか?『カンガルー日和』に収録されています。 私はこれが連想されて仕方ありません。やれやれだぜ。

カンガルー日和 (講談社文庫)

カンガルー日和 (講談社文庫)

 

 

*1:ちなみにこの「おはようございま半澤」というのは,大好きな半澤暁くんの苗字をあしらった私の朝のごあいさつです。みなさまもよろしければお使いください。

*2:一説によれば,クックパッドには海外駐在員の奥様方も多く投稿なさっているとのことであり,そのおかげでこちらに売っている食材で和食が作れたりしている。クックパッド様々である。