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29歳になりましたがそんなことはどうでもよくて京本大我くんルドルフ役決定について

みなさま,遅ればせながらあけましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願いいたします。またわたくし,今日29歳の誕生日を迎えました。お祝いのお言葉をくださった方々,本当にありがとうございます。29年なんてあっという間なのですね。抱負とかそういうものはまたの機会に披露させていただきます。

……さぁ,申し訳程度に必要最小限の前置きをしたところで,本日ならびに2015年最初の本題である。こちらに戻ってきたときはいつもだが,長旅の疲れもあってか,超軽度の時差ボケのようなものになる。やたらと早く眠くなりやたらと早く目が覚めるというのがその症状で,昨日も22時頃にはもう寝ていて今日は6時頃起きた(したがって,今年は自分が齢をとる瞬間を実感していない)。そして今朝,起き抜けの私の頭に撃ち込まれた弾丸,それこそがジャニーズJr.の京本大我くん*1東宝ミュージカル『エリザベート』のルドルフ皇太子(青年)役に決定したという大ニュースであった。そしてその情報を確認するや,私の右太ももには瞬時にして鳥肌が立ち,また体が震えだした。大我くんが,京本大我くんが,ルドルフ。もっと大騒ぎになってもおかしくないくらいの大ニュースだが,私の見たところ騒いでいる人はごくごく一部であった(私本人を含む)。もしかしてピンとこなかった人も多いのかもしれない。なので今日は,この大抜擢がいかに喜ばしいことであるか,主観と客観を織り交ぜて説明しようと思うのである(余計なお世話だと重々承知している)。

エリザベート』はその名の示す通り,オーストリアハプスブルク家最後の皇帝フランツ=ヨーゼフ1世(1830-1916)の王妃エリザベート(1837-1898)の物語である。1992年に「ウィーン原典版」とも言うべきドイツ語版が初演され,1996年からは宝塚歌劇団版が,2000年からは東宝版が上演されており,歴史自体は比較的浅いものの,宝塚においても東宝においても代表的な演目の座を勝ち得ている。私はまあまあライトなヅカファンであるが,宝塚で一番好きな演目を聞かれたら迷うことなく『エリザベート』と答える。ウィーン版が来日した時には梅田にまで観に行った。それくらい好きなミュージカルである。しかし,そんなに好きな演目であるにも関わらず,東宝版は観たことがなかった。そして今回キャストが一新し,ルドルフ役に大我くんが抜擢されたというわけである。

ルドルフは皇太子で,主役であるエリザベートの息子にあたるので,少年期と青年期で違う俳優が演じ分ける。東宝版では過去,子ルドルフを加藤清史郎くんが,青年ルドルフを井上芳雄さんが演じていた。ルドルフは母であるエリザベートにはほぼネグレクトされており,帝王学の名のもとに虐待まがいの軍隊式の教育を受け,青年になると自由主義に傾倒し,それが叶わないと知ったとき恋人であった男爵令嬢マリー・ヴェッツェラと心中するという,作中の悲劇を一身に背負った存在である。孤独に震えながら母の愛を求め,祖国を憂えるも道半ばにして恋人と心中する。つまり,難しくまた重要な役どころなのである。一番の見せ場は死神トートとデュエットする『闇が広がる』というナンバー。絶望の中で死神に魅入られながらもがき苦しむ,演技力も歌唱力も問われる珠玉の名曲である。ちなみに以下が宝塚版。宝塚版においてルドルフは,大空祐飛さんや凰稀かなめさん,遼河はるひさんなど,「後のトップ」である若手男役が演じる。


1996年雪組初演エリザベート「闇が広がる」 - YouTube

さて,ここまで書いてきたことと筆致でなんとなくおわかりいただけたであろうか。ジャニーズ外部の舞台にジャニーズタレントが出演することは多々あれど,多々あれど,ミュージカルファンなら誰もが知るこんな大舞台で,しかもこんな大役を任されるというのは稀有である。特にこの東宝版『エリザベート』に関して言えば,今までジャニーズ枠からの採用はなかった。どれくらい喜ばしいことか,もう端的に言いましょう。もし私が京本担であったとしたら,家屋敷を売り払ってすべてをチケットに換えるだろう。万が一半澤暁くんがこんな大役に決定していたら,私はすぐにでも退学届を出し日本に帰国していたかもしれない。神様ほんとうにありがとう。

喜ばしいことはまだまだある。ここまで何度も繰り返してきたように,『エリザベート』は超のつく名作である。私のような作品の大ファンも多い。ウィーン版,東宝版,宝塚版を何度も観ているような観客も数知れないほどいるだろう。観客は目が肥えている。まずい演技をすれば容赦なくこき下ろされるだろう。しかし,だからこそ,これは大チャンスである。ジャニオタでありヅカファンでありミュージカル好きである私としては,こんな本格ミュージカルにいよいよジャニーズタレントが,しかもジャニーズJr.が打って出たことがうれしくてならない。特に大我くんの場合,口さがない人々は京本政樹の七光りとか心無いことを言うかもしれない。ジャニーズのコネとか言われるかもしれない。しかしそれを跳ね除けて余りある華と実力さえあれば,何も恐れるに足りない。華は既に十分ある。あとはお稽古をがんばって,十分な実力を付けてほしい。線が細く中性的な大我くんは,繊細なルドルフにぴったりだと思える。大我くんは希望の星である。心から応援している。

あと最後の喜ばしいこと。

みなさん!軍服ですよ!

ああ,ついにこの時が来ました。ジャニーズが軍服を,それも軍服「風」の衣装(ナポレオンジャケットとか)ではなくてオーセンティックな軍服をお召しになるその時が。まして大我くん,あの美貌にロイヤルブルーの軍服(ブーツイン)はもう,想像しただけで失神ものである。今回大我くんが好評であれば次回も継続するだろうし,もしかしてルドルフが主役の『うたかたの恋』*2も上演されかねないし(やりましょう!),もしかするとそのあともルドルフWキャストの1人はジャニーズに,ということにもなりかねない。そうすれば我々はずっとジャニーズ×軍服を楽しめる。至福である。特に私のようなジャニオタ×ヅカファンにとって,軍服は永遠の憧れである。スーツを着たら2割増し,眼鏡をかけたら3割増し,そして軍服を着たら8割増しである。そういう意味においても,やっぱり大我くんは希望の星である。心の底から応援している

*1:俳優・京本政樹さんのご子息。ジャニーズの中でも際立って端整な美貌の持ち主。

*2:上記の男爵令嬢マリー・ヴェッツェラとの心中事件を扱った作品。