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権利としてのジャニーズ

こちらの時間ではちょうど24時間ほど前,キスマイのツアーが発表になったのを知った。楽しみにしていたのだが,残念ながら日程が合わずに行けそうにない。それを言うと,思ったより多くの人に驚かれた。

……いや,日本にいないのだし,行けないのは当たり前じゃないか?

よくよく見てみると,どうも私は今までジャニーズのために帰国していたと思われていたらしい。それが心外だというわけではないし,そう思われても仕方ないとは思うのだけど,私は今までジャニーズのためだけに帰国したことはない。せっかく公演があるのならと,帰国の予定を合わせるくらいのことはあっても。

これ,別にいいこと言おうと思って言ったのでもない。難しいことを言ったつもりでもない。だって当たり前のことだが,ジャニーズは権利であって,義務ではないですから。ライブに「行かなきゃ」とか,CDを「買わなきゃ」とか,そんな義務感に動かされるのはさらさらごめんなのですよ(もっとも,このへんの義務感を巧みに利用しているのが事務所であったりレコード会社であったりするのだが)。これは経験則だが,義務感からやっているものはすぐに楽しくなくなる。そして仕事のように楽しくなくてもやらなければならないものと違って,ジャニーズは趣味ですから。同様に,「どのように時間をやりくりしていますか」とか「どのようにお金をやりくりしていますか」とか聞かれることがたまにあるのだが,「やりくり」している感覚はほとんどない。私は行ける時に行けるものに行ければそれでいいし(無理やり行くのではなくて),本当に欲しいと思えるものにだけお金を使いたい。*1これはジャニーズどうこうではなくて,消費者としての態度である。コンサートや舞台は1回行ければ十分だし(だからもとより今年のDREAM BOYSは考えていなかった),もちろん,CDを全種買いするだなんて考えたこともない。でもこれ,たびたび確認しておかないと,考えるのが面倒臭くなって買ったり振り込んだりすることもよくよくあるのだが。

と,今現在博士論文の執筆が佳境であり,単にミーハーごとが二の次になっているだけかもしれないが,それならそれで,ますます無理する必要は全くないと思っている。博士論文は私にとって人生の重大局面であって,それを凌駕してしかるべきイベントなんて冠婚葬祭くらいしかない。ましてそんなところに男は介入させたくない。ジャニーズはなおさらである。それに長年ジャニーズを好きでいて,結局一番楽しいのはいわゆる「茶の間」であるということを身に染みて感じている。「現場」熱が高まれば高まるほど様々な心配事が増える。やれどの日程だの,やれ名義を増やすだの,やれ宿を押さえるだの交通手段を確保するだの,やれチケットの当落だの,やれ席がどこだの,欲望はとどまるところを知らない。現に今,早々に戦線を離脱気味なのだが,楽で仕方がない。

そういうわけで,未定ではありますが,私は今回は辞退するつもりでおります。

*1:その点で言うと,今回のキスマイの新アルバムには全然購買意欲がわかなかった。