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効率的な授業準備法を求めて

火曜日からTAとしてチュートリアルを受け持つので,準備をしなければならない。しかし,あまりにも早くから準備をするとダラダラと時間だけがかかるか,もしくは変に凝ってしまっていつまでも終わらないということが2年前の経験から明らかだったので,敢えてギリギリまで何もしなかった。

そうこうしているうちに週末となった。授業の当日に準備をする先生も多いらしいが,そんな芸当は私にはできそうもない。技量的にはもちろんだし,性格的にも,最低レベルはできるだけ早くクリアしておきたい人間である。予定では前日となる月曜に準備をしようと思っていたのだが,前日になにか問題が生じたりしたら非常に困る。そういうわけで,さすがに土曜あたりからそわそわし始めた。

2年前に初めてチュートリアルに当たるとき,準備に週3時間以上かけないようにと指導教官からアドバイスされた。週3時間というのは短い,と当初は思っていた。当然ながら,2年前はその助言を思いっきり無視した。しかしよくよく考えてみたら,チュートリアルは6週間にわたるので,3×6となると計18時間を準備に費やすことになる。さらに今のところ受け持っているチュートリアルは週2時間なので,2×6で12時間。つまり計30時間。最低限だとしても結構取られる。やはり最大3時間はどうしても守らなければならない。土曜日,そう決意して準備に取り掛かった。とりあえず必読文献として指定されている論文を読み始めたのだが,全然詳しくない部分であることと,さらに英語を読むのが遅いこととが相俟って,やはり時間がかかりがちになる。結局,論文はひとつも読み終わらなかった。

そして今日だが,昨日と同じ失敗を繰り返すわけにはいかない。そこで考えたのが,

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手帳に書き込み,なおかつタイマーで時間を計るという最終手段。受験生か。ちなみに今週は論文3本がリーディングリストとして指定されていたので,1本1時間ペースということにした。この「論文3本」を甘く見てはいけない。それぞれの分量は30ページ前後のものが2本,50ページ前後のものが1本と,なかなかにヘビーだった。3時間は飛ぶように過ぎた。一番ヘビーなものに関してはかなり飛ばし読みしたので,ほとんど頭に入っていない。結局,今回かかった時間は3時間10分(ちょっとはみ出た)。しかしこれは,ただ指定の文献を一通り読むのにかかった時間なので,準備を完了させるには,さらに授業の構成や学生に投げる質問などを考えておかなければならない。するとさらに時間がかかることになる。明日あたり,できれば30分くらいでやってしまえればいいが,どうなるだろう。

工夫するのは嫌いではないが,効率的に授業の準備をするのは,思ったよりもはるかに難しい。前回は無我夢中に手当たり次第できることをすべてやったが,今回は手際よくやるやり方を覚えなければならない。全6週のうち,今回の準備は失敗した(3時間に収まりきらなかったという意味で)。あと5回でどこまでできるようになるだろうか。効率の追求は,今回のチュートリアルの目標にしようと思う。

ところで今回受け持つのは「合同のもとでのアイルランド(Ireland under the Union)」という授業のチュートリアルで,歴史学部が開講している中でもかなり大きい授業である。日本人がアイルランド人に対して(留学生もいるが)アイルランド史を教えるというのはどういう気分なのだろうか。また逆に,教えられる側はどういう気分なのだろうか。純粋に,とても興味がある。とりあえず今年も,学生と仲良くなりたいものだ。