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なぜ私はジムに通っているでしょう

今日は親愛なる読者のみなさまに向けて,ちょっとしたクイズを用意いたしました。

私は今週から週2~3回を目安に学校のジムに通い詰めるという目標を立てたのですが,さて,それはなぜでしょう。

  1. 来年度の学振PDは不採用であり,少なくとも9月以降の半年間は今のところ無収入であるという喫緊の大問題がある。ところで,私は現在ライフル部に入って毎週射撃の腕を磨いているのだが,1年間のブランクは比較的容易に取り戻せたようで,射撃場に通い始めてから3回目くらいにして,8点台以上の高得点で射撃することができている。さらに私はウォールクライミングのクラスにも通って免許(と言ってもうちの大学でだけ通用するものだが)を持っている。これはもしかして,このままこれらの修練を重ね,ゆくゆくは暗殺者としてどこかのエージェントに登録し,アカデミアでの適切な仕事が見つかるまでは暗殺請負によって日々の糧を得るほかないのではないか。ウォールクライミングができてライフルが撃てれば,これを極めれば秀吉くらいなら暗殺できるかもしれない。そうと決まれば,オファーがあればすぐにその「仕事」を受注できるよう,身体も適切に鍛錬しておかなければならない。そう思ったからである。BGMはレッド・ツェッペリン『移民の歌』。
  2. 本帰国まで1年を切った。私もあと2ヶ月半ほどで30歳になる。そろそろ行動に出るべきかもしれない。そう考えて私はちょっとした「婚活」を始めた。こういうものは本格的に始めたら最後,割と早くに結果が出るものだとも聞く。ということは,どういうことか。気づいたら婚約していた,ということすらありうるということである。既婚の友人を見る限り,婚約してから結婚式まではまさに光陰矢のごとしであり,しかもその間の諸手続きは相手のことを嫌いになるほどに現実的きわまりないと聞く。そんなバタバタイライラした状況の中で,果たして「式までに美しくなろう」などという気分を楽しめるだろうか?ほとんどの花嫁が申し訳程度にブライダルエステに通うか,もしくは自己満足程度のダイエットを行い,人生最良の日に備えている。しかし私は,泣く子も黙る「軍隊系女子」の異名を取る女であるウェディングドレスであろうが白無垢だろうが,そんな生半可な気分では決して純白の花嫁衣装に袖を通さぬ。そう考えて,先取りも良いところではあるが,ダイエットを始めることにしたのである。BGMは広瀬香美ロマンスの神様』。
  3. トリニティ・カレッジ・ダブリンでは毎年学生登録にあたってジムの使用料も自動的に徴収されているのだが,今年から何の断りもなく使用料が上がった。これに関しては各種運動部やスポーツサークルから抗議の声は上がっていたようだが,あえなく却下されたようだ。ただしジムの使用料は,上がったと言っても年間1万5千円ほど。おまけに,東京で通おうと思ったら,この設備なら年間はおろか,月間の使用料2万は下らないと思われるほどのフル設備。これは,通わない理由がない。院生室に机をいただいた時から,「ジム通い」は私の憧れであった。学問に身をやつし,おまけに20代後半の輝ける時期をこんな西欧の辺境で過ごしてしまった私でも,時には同年代のオシャレな若者の日常を体験してみたくなるのである。BGMはNEWS『weeeek』。

さて,正解はどれでしょう。なお作問にあたっては,センター試験の選択肢方式で,どの選択肢も一部は真実を含む作りにしてみました。見たところ当たり障りのない3.がもっとも正解に近そうに見えるが,果たしてそうなのでしょうか。上手に嘘をつく方法というのは,巧みに本当の情報も混ぜることだそうでございますわ。

なお,ここまで書いてなんですが,正解は発表いたしません。みなさまのご想像にお任せいたします。