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コーヒー行かない?

院生室で作業をしていたら,院生室女子メンバー宛てにアレックスから「15時半頃コーヒー行かない?」とメッセージが入った。

と,こう書けば素敵な留学風景のようだが,そして確かに素敵な留学風景なのだが,この突如として入るコーヒーブレイクは楽しいひと時である一方で,留学開始から4年経ってもまだ私を悩ませ続けている。複数人のネイティブスピーカー相手だと,英語はもとより,ノリやテンポや,そういったものにまったくついていけなくなる。和気藹々と談笑,などという生易しいものではない。延々と話し続ける相手を遮り,こちらの話を聞かせるのがこちらのやり方である。

こういう時いつも思い出すのが,日本の某英会話個人レッスン教室の中吊り広告である。以前,まだ日本にいたころ,私はその広告で「お金を払っているんだから,先生に合わせてもらおうよ」という文言を見て面喰ったことがあるのだが,先日帰国したときの広告には「マンツーマンで話しやすい角度を追求しました」とあった。なんでも先生と生徒が向き合って座る角度を60度だかの「最適」な角度にすることによって,最大限の話しやすさを実現したそうである。この至れり尽くせりなレッスン体制,大いに結構だが,「合わせる」とか「話しやすいように」とかこちらの人に期待するのはどう考えても無理である。まあ,日本で通う英会話教室なんて気休めなので,それはそれでいいのかもしれないが。

しかし今日は,おそらくは4人という適切な人数だったからだろうが,話せないままヘラヘラ笑っていなくて済んだ。こちらのパーティーノリについていくのはもうとうに諦め,1対1で話せればそれでいいじゃないかと思っているのだが,それでも複数人トークに入っていけるとうれしいものである。そして何より,私めのようなものをコーヒーに誘ってくれるみんながいとおしくて仕方ない。英語は下手だけど,今後もコーヒーに誘われたらのこのこ出て行こうと思った。