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こういう時すぐに動けるように

3年ほど前,私がこちらで初めてTAに応募しようとするとき,指導教官は不安がっている私に,英語で授業をした経験はきっと君のCVで価値あるものになると思うよ,と言った。そしてそれは本当だった。最近見る公募情報,「英語による授業実施・学生指導の経験があること」が必須項目になっているものばかりである。

今朝,というかこちらの時間では昨日の夜なのだが,大変魅力的な公募が出た。はっきり言って,私にとっては東大や京大のポストに勝るとも劣らないほど,魅力的と言って過言ではない。完璧な条件である。例の「英語による授業実施・学生指導の経験」の条件も必須項目になっており,幸い私はこれに妥当する。すぐにでも応募したい。しかし私には業績がないのである。いやあるにはある。しかし常勤のポストに応募するには少なすぎる。これで応募するのは身の程知らず以外の何者でもない。

こういう時すぐに動けるように,ちゃんと論文を書いておくのだった,と歯噛みするほど悔しく思った。こうしてチャンスが指の間をすりぬけていくのだな,とも。冒頭のTAの件も含め,その他の条件は周りの人々が親切にもお膳立てしていくれていたと言って過言ではないのに,私が自分でやるべきことをやっていなかったから,こうしてみすみすチャンスを逃すことになってしまう。不甲斐ないとはこのことである。でももう,そんなことを言っても仕方ないから,きちんと準備しておけばチャンスはまた来ると信じて,今度こそちゃんとやるしかないのだけれども。

それにしても悔しい。昨夜見たときは「無理じゃん」くらいにしか思わなかったのに,後になってじわじわこみ上げてきた。悔しい。私がちゃんとやっていなかったから悪いのだが。